ドイツ人写真家のグループ展「FROZEN SCULPTURES 気候変動が残した痕跡からみる、地球の美しさと危うさ。」が4月5日、中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で始まる。
(関連フォト)「Stella Polaris Ulloriarsuaq(ステラ・ポラリス ウロリアルスアーク)」の作品
ドイツ人の写真家でMicheal Nischke(マイケル・ニッケ)さんのモノクロ作品「スヴァールバル」と、写真アートプロジェクト「Stella Polaris Ulloriarsuaq(ステラ・ポラリス ウロリアルスアーク)」のカラー作品「母なる大地の輝く記憶」を展示する。
ニッケさんは1956年ベルリン(ドイツ)生まれのファインアートフォトグラファー。ノルウェー在住時に写真を始め、ケルンで写真工学を勉強した後、フォトグラフィックデザイナーとして働きながら、雑誌や書籍の執筆に当たった。2004年にはミュンヘンに写真スタジオとパノラマ写真のためのファインアートフォトギャラリーをオープン。ドイツ写真協会(DGPh)のメンバーで、これまで15冊以上の写真集を出版。受賞歴はコダックフォトブック賞、if Communication Design賞、red dot design賞など。同ギャラリーでの写真展は、2017(平成29)年と2019年、2023年に続き4回目。
ステラ・ポラリスは、写真家ノミ・バウムガルトルさん率いるアートプロジェクト。同ギャラリーによると、「グリーンランドの氷の広がりの核心に迫り、2012年から2013年にかけてグリーンランドの消えゆく氷を記録し、私たちの環境に対する意識を痛切に映し出している」といい、「高出力の懐中電灯で氷山や氷河を照らし、写真という媒体を通して世界に光のメッセージを送り、オーロラを背景にした時間露光による光の絵画は、まさに芸術作品」だという。
開催時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日休催。入場無料。9月30日まで。4月5日19時から、アーティストトークショーを開く。