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中野れきみんで「旧豊多摩監獄表門」関連展示 表門の鍵や出土品展示も

展示されている表門の鍵

展示されている表門の鍵

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 「旧豊多摩監獄表門(ひょうもん)関連展示」が5月28日、江古田二丁目バス停近くの山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)2階展示コーナーで始まった。

(関連フォト)「旧豊多摩監獄表門」

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 大正期を代表する建築家・後藤慶二の作品では唯一現存する旧豊多摩監獄表門(旧中野刑務所正門、新井3)。2021年6月4日、中野区教育委員会が中野区有形文化財に指定した。同委員会によると、「明治期の西欧の模倣から脱却し、近代の新たな建築様式を模索し始めた明治期から大正期の建造物であり、わが国のれんが造り建築の技術的・意匠的到達点を示すものとして重要」だという。関東大震災や第2次世界大戦の戦災をくぐり抜け残されていることも、地域の遺産として貴重との判断もあった。

 同門は中野区により策定された保存活用計画により、現在の場所から曳家(ひきや)によって西側に約100メートル先に移設されることが決定している。

 同展では、同門設計当時の図面や関連資料、写真を含む26枚のパネル、後藤慶二関連情報や遺稿のほか、表門の鍵やれんが、弥生時代の住居から出土した土器なども展示する。

 開催時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。7月14日まで。

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