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中野駅周辺が沖縄一色に染まる「中野チャンフェス」 過去最多エイサー参加

昭和新道の道じゅねーの様子(昨年)

昭和新道の道じゅねーの様子(昨年)

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 沖縄エイサー踊りの披露を中心に据えるイベント「中野チャンプルーフェスタ(通称=チャンフェス)2024」が7月13日・14日、中野四季の森公園(中野区中野4)や昭和新道(中野5)など中野駅北口周辺で開催される。主催は中野北口昭和新道商店街。

(関連フォト)「中野チャンプルーフェスタ」ポスター

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 同イベントは2005(平成17)年に始まり今年で20回目。中野区と沖縄の関係は長く、1970(昭和45)年に中野区青少年課の委託による「沖縄郷土の家」が開設されたことに始まるという。中野区内の沖縄料理店は20を超え、特に中野駅北口に集中していることや、真南風エイサーや新道エイサーなど4つのエイサー団体があるなど、沖縄文化が根付いている。

 会場は、中野四季の森公園の芝生広場「あしびなーステージ」とイベント広場「ちむどんどんステージ」、中野駅北口階差いつ前広場「はいさいステージ」の3つのステージと、中野四季の森公園の真ん中を通っている道路を通行止めにする「180道じゅねー」(日曜のみ)、「サンモール商店街道じゅねー」「昭和新道商店街道じゅねー」(土曜のみ)の3カ所の「道じゅねーエリア」となり、沖縄の飲食屋台などは中野四季の森公園での出店が中心となる。

 ゲストは、「エイサーのまち・沖縄市」から花形エイサー「沖縄市南桃原青年会」が来京するほか、20回記念大会に合わせて「エイサー紙芝居」をイチから製作した紙芝居師ヤムちゃん、晃さん(元フィンガー5)、廣山哲史さん(RYUKYUDISKO)、沖縄県産SKAバンド「THE BARCOX」などが名を連ねる。エイサー参加団体は過去最高の30団体。

 実行委員長の長谷部智明さんは「今回は20回の節目となるが、19年間ホーム会場だった中野サンプラザ前広場がなくなってしまったため、会場を決定するまで時間がかかった。しばらくは四季の森公園に場所を移すことになるが、新サンプラザが完成した暁にはチャンフェス復活の花火を盛大にぶち上げられるよう準備していきたい。さぁ、中野の夏が始まります」と呼びかけ、副実行委員長の上原慶さんは「この20年。この祭りのおかげでうれしいご縁を頂くにと同時に別れも経験した。大切な人の営みである命と文化をつなぎ、先輩から預かった思いを次世代に託す。中野の人・地域に見守られ、『中野のオキナワ』を紡ぐことができた。次の20年へ始まりの年と位置付け、皆さまの力を借りて盛況に恩返しの気持ちを伝え、共有することができたら」と話す。

 開催時間は、13日=12時15分~21時、14日=10時25分~19時10分。雨天決行、荒天中止。

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