関東学生アメリカンフットボール連盟に所属する大学のアメフト部員約900人に対する反薬物の講義が7月4日、なかのZERO(中野区中野2)大ホールで行われた。主催は一般社団法人関東学生アメリカンフットボール連盟(調布市)。
(関連フォト)講師は一般社団法人ナルコノンジャパン馬川由美恵副代表
昨年7月に日大アメフト部員が大麻をはじめとする薬物の所持や使用によって逮捕された事件や、今年2月に起きた法政大アメフト部員3人が大学で行われた尿検査で大麻使用陽性反応が出たことなど、学生と薬物の関りが大きな社会問題となっている。このことを重く受け止めている同連盟が、薬物やアルコールの依存のリハビリテーションプログラムを提供する施設も運営する一般社団法人「ナルコノンジャパン」(千葉県市原市)に依頼して反薬物の講義を行った。
ナルコノンジャパンによると、3月にはアメフト部員100人に向けた講演を行い、その後、学生たちと交流を深め、5月には保護者向けの講義も開いてきたが、約900人という大規模な講義は今回が初めて。講義は同法人副代表の馬川由美恵さんが行い、約50分間にわたり、甲子園ボウルでの薬物乱用防止チラシの配布を行ったことや、「薬物とか何か」「違法薬物と合法ドラッグの違い」「薬物の怖さ」などを、プレゼンテーション資料を使いながらアメフト部員に話した。
同連盟は今後、こうした講義を定期的に開いていくという。