現代アーティスト芹澤美咲さんの個展「鏡を立てる、骨盤を立てる、私を歩く」が11月30日、JR東中野駅近くの「Art Space銀河101(いちまるいち)」(中野区東中野1)ギャラリースペースで始まる。
(関連フォト)「Art Space銀河101」の名前の由来でもあるアトリエ入り口に窓ガラスの模様
芹澤さんは2002(平成24)年、埼玉県生まれ。現在、東京芸術大学大学院・美術研究科・修士課程・絵画専攻・壁画研究分野・第二研究室に在籍中。芹澤さんは、現代社会で「自分自身」を誠実に生きるために、自己や存在について考えながら顔を用いて日々描き続け、「自覚し、表れたことについて分析、他者と共有し、感情・実存の自覚と受容を促すことを試みている」という。「FACE2022」「FACE2023」入賞をはじめ、自主企画で個展を行うなど積極的に作品を発表し、鑑賞者との関わり合いも大事にしているという。使っているのは油彩・水彩・パステル・色鉛筆などさまざま。自主企画第4弾となる。
Art Space銀河101は、若い現代アーティストたちが古いアパートの1階をリノベーションして開いた、ギャラリーとアトリエを併設するアートスペース。廊主の大人倫菜(おおひとりな)さんによると、「作品に真摯(しんし)に向き合って制作を続けているアーティストが正当な評価を受ける礎をつくること」を趣旨とし、「中野エリアにおける新しいアートの拠点として、芸術作品の体験・鑑賞を通してより多様な考えの構築に貢献できる場所として機能すること」を目指しているという。アトリエ名は入り口にある窓ガラスの模様と部屋番号から。
開廊時間は13時~20時(最終日は10時~16時、火曜休廊)。観覧無料。12月7日まで。初日18時からはオープニングトークイベントを開催する。