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パリで活躍するパティシエ吉田守秀さん、中野区役所近くに日本初の路面店

吉田守秀シェフのスイーツ

吉田守秀シェフのスイーツ

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 フランスで活躍するパティシエ吉田守秀さんの日本初の路面店「MORI YOSHIDA PARIS」(中野区新井2、TEL 03-6454-0620)が11月23日、中野区役所北側近くの住宅地にオープンした。

(関連フォト)エントランスから店内を臨む

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 吉田さんは1977(昭和52)年、静岡県清水町出身。2005(平成17)年、地元に「Patisserie Naturelle Nature(パティスリー・ナチュレ ナチュール)」を開業し、テレビの洋菓子選手権企画で2年連続優勝し、2010(平成22)年から再度パリへ。2013(平成25)年にパリに「MORI YOSHIDA」をオープン。翌年にはショコラ愛好団体「C.C.C」による「フランスでの外国人ショコラティエ賞」を受賞。現地のテレビ番組での企画でも複数回優勝を果たしたほか、日本での店舗出店準備のために来日していた今年9月にはテレビ番組「ジョブチューン」に出演し、「厳しい」コンビニスイーツの審査員を務めて注目を集めた。

 中野駅北口から徒歩10分程度の場所、新しい中野区役所の北側近くの住宅街にある同店。この地域では珍しいコンクリート打ちっぱなしのモダンな建物で、駐日タイ王国大使館や長野県立美術館などを手がけた建築家・宮崎浩さんがオフィス兼住居として設計した建物だという。吉田さんは「日本人が作ったパリのお菓子を、日本の皆さまに食べていただきたいと思った。中野に店舗を構えたのは、この場所が親族と深く関わる場所で、とても気に入ったから」と話す。

 11月20日~22日の3日間はプレオープン期間としてケーキなどを販売した。3日間ともオープン前から100人ほどの行列ができ、北海道や九州など日本各地からも吉田さんのスイーツを買い求める姿も見られた。小倉から訪れた女性は「パリの本店でMORIYOSHIDAのスイーツを食べたことがあり、日本に店舗ができるという情報を得たので、東京の友人と遊ぶ前に立ち寄った。友人へのサプライズなので楽しみ」と話していた。

 スイーツは、「モンブラン」「シシリア」(以上970円)、「ルリジューズポム」「フォレノワール」(以上880円)、「ババトロピック」「ベージュ」(以上920円)、「フランヴァニーユ」(850円)などのケーキ、シュー菓子「シューアラクレーム」(580円)、タルトショコラやフラン、サブレなどを用意する。ケーキのプライスカードには、商品に含まれるアレルギーも表記している。

 吉田さんは「この日本の実店舗から、中野や東京だけでなく、日本各地やアジア全体に届けられたら」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。火曜・水曜定休。

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