
歌手TOMUYAさんのライブ「TOMUYA's Night@マ・ヤン」が9月18日、JR東中野駅東口北側に位置する昭和の街「東中野ムーンロード」のシャンソンバー「マ・ヤン」(中野区東中野4、TEL 03-3371-9637)で開催される。
(関連フォト)シャンソン歌手でもある「マ・ヤン」の東田敬子ママ(左)とTOMUYAさん(右)
TOMUYAさんは歌手、プロデューサー、作家、日仏映画研究家。日本での活動を経て1992(平成4)年にパリで歌手活動を開始。著書に「日仏映画往来」(松本工房、2017年)、「パリの『赤いバラ』といわれた女」(さくら舎、2019年)など。最近では「マ・ヤン」でも定期的にライブを開いている。ピアノは大貫祐一郎さんが務める。
TOMUYAさんは「この昭和歌酒場で忘れ去られようとしている日仏の映画主題歌を中心に、歌ってみたいと思う。ノスタルジーだけではない。圧倒的にリズム音楽が、主流の中で、メロディー生命の映画音楽を歌うことは、メッセージだと思うから。音楽は多様なもの。膨大な名曲からの選曲は大変に難しいが、取りあえず、あまり肩肘を張らずに始めて見ようかと思う。若い人に特に聴いてもらいたい。そしてマ・ヤンの醸す昭和期の大人の文化を、少しでも感じてもらいたい」とブログでつづっている。
19時開演。チャージは5,000円(1ドリンク含む)。
「ムーンロード」の正式名称は「東中野駅前飲食店会」で、戦後東中野で最も栄えた商店街の一つ「飲食店街 住吉小路」から現在の名前に変わった。小路が三日月のように曲がっていることから「ムーンロード」と呼ばれるようになったという。昔ながらの店舗と狭い路地が特徴の「昭和の街」として映画やドラマの撮影も行われているが、再開発の波の中で近年移転する店が多くなっており、約50メートル四方のエリアにかつて50店舗ほどあったが、現在は約10店舗が営業している。