中野駅南口・桃園会館(中野区中野3)で11月16日、食べる虫をテーマにした「東京虫食いフェスティバル」が開催される。
2010(平成22)年から同施設で初開催した、昆虫食の魅力を広めることを目的とした同イベント。昆虫食愛好家や研究者が集い、トークや昆虫料理の試食体験を通して、その奥深さを伝えている。これまでの開催では、多種多様な昆虫料理の提供や昆虫料理レシピのコンテストなども実施してきたという。2012(平成24)年までは同施設で開催し、移転後にコロナ禍などで2024年に「阿佐ヶ谷ロフトA」(杉並区)で7年ぶりに開催。9回目となる今回は、初開催の地に場所を戻しての開催となる。
今年のテーマは「ガチ勢最前線」。講演会は、内山昭一さん「はじめよう昆虫食」から始まり、RIKYUさん「虫って美味(おい)しいですか?」、吉田誠さん「生搾り(物理)! 世界の昆虫食!」、木谷美咲さん「食虫植物を使った民族料理『ウツボカズラ飯』紀行」、佐伯真二郎さん(蟲喰ロトワ)「養殖昆虫食のシズルな未来」、ホモサピさん「香水になりそうな昆虫」、ハッチー小川さん「スズメバチのリアルトーク」を予定。司会はムシモアゼルギリコさんと永井尋己さんが務める。
ムシモアゼルギリコさんは「世界で、そして日本で、それぞれの考える昆虫食を楽しみ続ける人たちが今語りたい注目のトピックスを集めた。昆虫食界のセンターである内山昭一さんを囲む、カラフルなメンバーで楽しいトークをお届けする」と話す。
物販は、「昆虫ミックスナッツ」「昆虫クッキー」のほか、「タガメサイダー」「食べられる虫ハンドブック」などのほか、Tシャツなどのアパレル関連、「ウツボカズラ飯紀行」「食虫植物のわな」「世界の虫を食べてみたい~幻の『ミツツボアリ』と『素数ゼミを追い求めて』」などの書籍も販売する。
開催時間は13時~15時。参加費は、大人(高校生以上)=3,500円、子ども=1,500円。チケットは公式サイトで受け付ける。