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中野でキム・シンウクさん写真展 「ネッシーは実在するのか?」をテーマに

キム・シンウクさんの作品 © Kim Shinwook All Rights Reserved

キム・シンウクさんの作品 © Kim Shinwook All Rights Reserved

 写真家・Kim Shinwook(キム・シンウク)さんの写真展「IN SEARCH OF NESSIE(ネッシーは実在するのだろうか?)」が現在、中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で開催されている。

(関連フォト)新聞なども展示している

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 キムさんは韓国出身。場所と記憶の関係性を主題に制作を行う。ソウルを出発点に、ヨーロッパやアジアを中心に国際的な展示活動を展開。英ロンドン大学でファイアートを学び、ロイヤルカレッジオブアートで写真の修士課程を修了。後にロンドンで博士号も取得。単なる記録媒体としてではなく、場所に潜在する物語や見えない層を可視化する手段として写真を用いて歴史の周縁に置かれた出来事に光を当てているという。ライカアカデミー韓国講師。

 同展では、スコットランドのネス湖のネッシーを主題に、場所固有の神話がどのように生まれ、語り継がれ、現実の風景として定着していくのかを探るドキュメンタリープロジェクトを紹介。キムさんの写真や当時の新聞などを展示している。

 廊主の野口奈央さんは「1934年にネッシーは世界的な神話となり、当時の写真メディアが持つ力によって、自然が人々にとって『見る対象』から『消費されるイメージ』へと変化した。現在も世界的研究は続いているが、当展における真の関心は実在の証明ではない。神話を起点に、現地の風景や再構成されたアーカイブ資料などの視覚的作品を通して、目に見えない物語がどう場所に意味を与えることできるのか、またその過程を可視化することを試みている」と話す。

 開催時間は11時~19時(木曜は22時まで)。日曜・月曜・祝日定休。観覧無料。3月28日まで。

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