中野区弥生町周辺を1月2日、天狗(てんぐ)やひょっとこが練り歩いた。
この練り歩きは、旧本郷村の鎮守である本郷氷川神社(中野区本町4)で毎年恒例の新年行事「獅子舞巡行」の一環。地域の繁栄と家内安全を祈願して行われる同行事は、地域町会が中心となり50年ほど前から行われている。
同神社境内で獅子舞の奉納が行われた後、天狗を先頭におかめ、ひょっとこ、おはやしと獅子らが同神社を出発。街を練り歩きながら時折一般家庭の玄関前に立ち寄り、おはやしに合わせて獅子舞を披露。獅子舞は子どもたちの頭をかみ、無病息災などを祈願した。
同神社は、1469年に太田道潅が江戸城築城の際に鎮護のため武蔵国一宮の氷川神社より勧請(かんじょう)し創建、1945(昭和20)年には戦災により社殿は焼失したが、1955(昭和30)年に再建された。