中野・新井薬師「梅照院」(中野区新井5)で2月3日、「節分会追儺(ついな)式」が開かれる。
毎年恒例となる同院の節分行事。12時ごろに本堂前、14時に中野サンプラザ前で岩手県指定無形民俗文化財の伝統芸能「鹿(しし)踊り」が奉納舞を行い、15時ごろからは中野サンモールから「お練り」がスタート。中野ブロードウェイ、薬師あいロード、同院本堂前の順で福豆をまきながら歩き、15時30分ごろからは本堂前で奉納殺陣演舞、16時ごろからは今年の年男や年女、多くの著名人などが参加する節分会追儺式大法要の「豆まき」が行われる。
今年の「お練り」や「豆まき」に参加する予定の著名人、俳優陣は、坂田あきらさんやでんでんさん、小宮孝泰さんなど。女優陣は松原智恵子さんや島かおりさん、左時枝さん、吉澤京子さんなど。角界からは今年も大関琴欧洲関が参加予定。松本文明衆議院議員や都議会議員、中野区議、大手企業や地元企業の代表者、商店会長、警察署長や消防署長らも参加を予定している。
新井薬師(正式名称=新井山梅照院薬師寺)は大和の国(奈良県)長谷寺を総本山とする真言宗豊山派の寺院、ご本尊は弘法大師空海の手によるとされる薬師瑠璃光如来。1586(天正14)年に僧の行春が堂宇を建てたことに始まり、1624(寛永元)年には徳川2代将軍秀忠の第5子である和子の方(後の東福門)が眼病を患って同寺院へ参詣し回復、以後「子育て薬師」「眼の薬師」とも呼ばれている。