明治大学中野キャンパス(中野区中野4)のボランティア学生が3月15日と29日の2日間、外国人児童や帰国子女らを対象とした学習支援教室「なかのハウス」を開講する。
同教室は、中野区周辺に住む、外国にルーツを持つ小学4・5・6年生を対象とし、母国語が日本語ではなかったり、海外生活が長かったりするため日本に帰ってきてから授業に不自由を感じている児童らの不安を取り除き、自分が学びたい教科書や教えてほしい教材を持参して大学生の「先生」らと共に楽しく学ぶことを目的としている。
授業を企画・実施するのは、地域と共に中野の国際化促進を目指して活動する同大学ボランティアセンターの学生チーム「なかのーばる」の9人。同チーム副代表の橋本佳那子さんは「この学習支援教室が地域の子どもたちと大学生を結び、楽しく交流する場所、また普段、言語や文化の違いから不安を抱える子どもたちの居場所の一つにすることを目指して頑張っていきたい。活動を通して、私たち大学生と子どもたちが一緒に国際理解を深めて成長していけたら」と意気込みを話す。この取り組みは4月以降も継続するという。
授業当日は児童が勉強している間に、保護者対象の説明会も実施予定。参加希望の親子に「児童自身が勉強したい教科の勉強道具を持参してもらえれば」と呼び掛ける。
開講は3月15日・29日。開講時間は両日とも10時~12時。申込期限は3月12日。申し込みは電話(TEL 03-5343-8012)かメール(joy.n.earth@gmail.com)で受け付ける。