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妖精「なっこい」の中野区紹介教材完成-中野ライオンズクラブ50周年事業で

中野の妖精「なっこい」と完成したDVD&副読本「時空間冒険プログラム なかなかなかの」

中野の妖精「なっこい」と完成したDVD&副読本「時空間冒険プログラム なかなかなかの」

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 今年50周年を迎えた東京中野ライオンズクラブ(中野区東中野5、TEL 03-3367-2228)は3月28日、中野の魅力を伝えるDVDと漫画の副読本を作成し、発表した。

完成したDVDを受け取る中野区教育委員会の田辺教育長(中央)と高山会長(右から3人目)ら

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 同クラブは、「献血奉仕活動」「薬物乱用防止教室」などを中心に活動を続けてきた団体で、今年で50周年を迎えた。「奉仕でつなぐ未来への夢、我が都市(まち)中野にWe Serve」をアクティビティースローガンに定め、第50代会長の高山義章さんを中心に50周年記念事業を進めてきた。事業内容は「中野の魅力を将来の地域を担う小・中学生にあらためて伝えること」を目的とし、伝えるための「ゆるキャラの公募」、ゆるキャラによる「地域の魅力を伝えるテレビ番組制作」と「漫画による副読本」を制作した。

 昨年6月7日から公募した「中野のゆるキャラ」は170点の応募があり、8月9日にはグランプリを決定。後日、キャラクター名称も「なかなかなかの(通称=なっこい)」と決定し、区内のさまざまなイベントに参加するとともに、「なっこい」が中野の歴史や文化などを紹介するテレビ番組「時空間冒険プログラム なかなかなかの」の制作をスタートさせた。

 完成した番組(全5話)は昨年11月1日より地元のケーブルテレビであるJCN中野で毎日放送されたほか、今年3月12日にはDVD化した番組を中野区教育委員会田辺裕子教育長に寄贈し、同区内の全ての小・中学校36校と同区立幼稚園2園に配布。ナビゲーターとして「なっこい」も登場する漫画教材の副読本も完成し、4月下旬から書店での販売も視野に入れた活動を進めている。

 高山会長は「現在、我が都市(まち)中野は、先進の都市再開発が行われる中、既存の地域企業や住民と新たに転入した多くの企業・大学および従業員・学生が、共に新たな形の融合を求めつつ大きな一歩を踏み出したところであり、まさに生き生きと躍動感に満ちあふれている。これを機に、昔の中野、今の中野を知ることによって、子どもたちに未来の中野を想像させることが、地域の発展につながれば」と話す。

 同副読本は、区内団体のイベントなどでお披露目するほか、区内の書店でも販売予定。価格は800円。

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