キリングループ本社(中野区中野4)2階の「KIRIN Communication Space ココニワ」で6月3日、学生向け「ビールセミナー」特別編が開かれた。
中野四季の都市(まち)には明治大学中野キャンパス、帝京平成大学中野キャンパス、今年4月には早稲田大学中野国際コミュニティプラザも開校し、同エリアには1万人近くの学生がいる。同イベントは、中野に本社を構える同社の企業紹介やビールの作り方などを伝えるとともに、飲酒マナーも含めて「ビールライフを楽しむコツ」も伝授することを目的として、同社コーポレートコミュニケーション部が企画した。同社が学生向けにこのようなセミナーを行うのは初。
参加したのは同エリアの20歳以上の大学生ら約20人。18時15分に始まり、「キリンはどんな会社なのか」「ビールの造り方を学ぼう!」「ビールと楽しく付き合おう!」「ビールを楽しもう!」というテーマで、それぞれの専門家社員が説明。終始にぎやかな雰囲気でセミナーは進行した。
盛り上がったのは臭覚のことについての講義。ゼリーを鼻をつまんで食べ、そのあとつまんだ鼻をはなして味を確かめる実験をした。また、3種類のビール銘柄当てクイズでは、4チーム中1チームだけがすべて正解し、サッカー日本代表グッズを手に入れていた。最後は「ビールとスイーツは合うか」というテーマ。チーズケーキとビールを交互に口に含みながら、驚いた表情を浮かべる参加者が大半だった。参加者の一人で明治大学の学生は「スイーツとビールの組み合わせには驚いた。彼女ができたら伝えたい」と話した。
9年前から「ストップ!未成年者飲酒・飲酒運転」を掲げている同社。昨年は同区の警察署などと共にビールテイスト飲料の配布なども実施した。先日から同区内で一番のにぎわいを見せる中野駅北口サンモール商店街の天空ギャラリーを「元気な中野を応援します!」という横断幕で一色に染めた同社。今後の地域貢献活動にも注目が集まる。