JR中野駅と西武新宿線新井薬師駅の中間に位置する薬師あいロード商店街に7月13日、秋田県鹿角市のアンテナショップ「あきた鹿角(かづの)屋」(中野区新井1、TEL 03-5942-5388)が期間限定でオープンした。
北東北のほぼ中央、十和田湖の南側に面した「鹿角地域の農産物と特産品、田舎特有の文化を東京で」をコンセプトとした同店は、秋田県かづの商工会が初めて運営するアンテナショップ。同商工会関係者らが企画し、地域や店の選定などを進めてきて同所にオープンした。
販売するものは全て鹿角産で、野菜、青果物、農産・山菜加工品、食肉加工品、酒類、調味料、ジュース、菓子類など。イートインコーナーも設ける。イートインでは、同地域発祥の地とされる「きりたんぽ」の鍋のほか、鹿角ホルモン、比内地鶏親子丼、北限のソフト、ビールやジュースなどを提供する。
開店当日の11時には店舗周辺に約300人が集まりオープニングセレモニーが行われた。秋田県の金田勝年衆議院議員や児玉一鹿角市長らと、東京都の松本文明衆議院議員や田中大輔中野区長らが来賓として出席し、くす玉割りが行われた。来店客には鹿角地域で新築のお披露目の時に盛んに行われる「餅まき」の餅や、市場に出荷している桃では最北端のブランド桃を使った「北限のソフト」が振る舞われた。
オープニングセレモニーで、金田衆院議員は「鹿角は北東北の中心地で歴史と文化、食べ物もおいしい。そして国の重要無形文化財が3つもある。ぜひ鹿角を知ってもらい、鹿角を訪ねていただき、そしてこのあきた鹿角屋にも足を運んでほしい」と呼び掛けた。
営業時間は10時~21時。営業は来年2月までを予定。