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中野にアートギャラリー「リトルハイ」-「上質なアートに誰もが出会える」場に

小林和史さんの作品

小林和史さんの作品

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 中野ブロードウェイ(中野区中野5)4階南側階段となりの464-2号に7月10日、アートギャラリー「Gallery リトルハイ」がオープンした。

アートギャラリー「リトルハイ」(外観)

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 同ギャラリーは、「アートと人の出会いの空間」をコンセプトとしたテーマに沿った企画を中心に、レンタルギャラリーとして空間を提供する。ギャラリー名の「リトルハイ」は、「コンパクト(=リトル)な空間の中で高い価値を持つぜいたくで上質(=ハイ)なアートに誰もが出会えるように」との願いを込めて付けたという。

 オープニングに合わせた初回展覧会は、造形作家である小林和史さんの個展「小林和史 ムシズム(MUSISUM) -造形昆虫思考-」。「MUSISUM」とは、「MUSHI」(=虫)と、有機物・無機物を問わず森羅万象全ての物の中に霊魂や命が宿るという思想の「Animism(アニミズム)」をかけあわせた造語。3歳から独学で始めたという「1枚の紙とハサミにより昆虫の居る宇宙」作品約30点を展示する。

 小林さんは、世界的ファッションデザイナーである三宅一生さんのアシスタントデザイナーとしてパリコレクション、空間演出、ライセンスデザイン等の仕事に携わり、独立後はアーティストとしてジャンルを超えた活動を始め、各地で個展、イベントを展開。また「自然」や「身体性」をテーマにコスチュームデザイン、空間演出、舞台、映像、CM等のトータルデザインを手掛ける。
ギャラリー代表の小髙均さんは「サブカルチャーの聖地である中野ブロードウェイに来る人たちは、『モノ』に対して非常に感受性が豊かで、ほかの人よりも『モノ』に対してアート的な要素を求めているはず。その人たちと上質なアートが出会う場所にできれば」と話す。

 営業時間は12時~19時。水曜定休。小林和史さん個展は7月22日まで。入場無料。

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