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中野BW地下「デイリーチコ」の名物「8段ソフト」が30年-「さぬきうどんも食べて」と店主

2月24日に8段ソフトを注文した香港からの旅行客3人組

2月24日に8段ソフトを注文した香港からの旅行客3人組

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 テレビなどに紹介されている中野ブロードウェイ(中野区中野5)地下1階「デイリーチコ」の名物メニュー「8段ソフトクリーム」が、考案から丸30年を迎えた。

(関連フォト)店主が「食べてほしい」と願うさぬきうどん(写真は鳥天うどん、もも肉1枚=480円)

 1966(昭和41)年に開業し、中野ブロードウェイのオープン時からテナントに入り、現スペースの半分で営業を開始。店主の鈴木正博さんは「店は今年で50年目、当時はスタンダードなバニラソフトクリームの販売のみを行っていた」という。

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 オープン当初からソフトクリームは人気だった。中野に下宿している早稲田大学の学生らが学校の帰りに立ち寄り、たむろして食べていたという。しばらくして、「チョコ味」と「ストロベリー味」が加わり味が3種類となった。ある日、店を訪れた学生3人が、それぞれの味を1本ずつ3本注文して「回し食べ」しているのを見て、「だったら3種類とも乗せてみるか?」とたずねた所、学生たちは大喜び。このとき3段ソフトクリームが生まれたという。

 その後、味が増えて6種類になったため、しばらく6段で売り出していたが、ちょうど30年前の1985(昭和60)年3月に「ミント」や「もも」など味が一気に増えて15種類くらいに。キリがいいので10段ソフトを何度か試してみたという。かなりのバランス感覚や技が必要となり、鈴木さん自身は10段を崩すことなく積み上げられていたが、アルバイトが何度も失敗しているのを見て10段ソフトはあきらめ、現在の8段ソフトに落ち着いた。

 現在、常時8種類のソフトクリームが選べるようになっているが、実は味は30種類ある。定番の「バニラ」「チョコ」「ストロベリー」と、最近さまざまな国の人に人気のある「抹茶」をレギュラーとして、あとは季節物の「ゆず」「もも」「ブルーベリー」「オレンジ」「スイートポテト」などを入れたり、「カフェオレ」を「紅茶」や「キャラメル」に変えたりするなど、変化をつけているという。

 鈴木さんは「8段より多く積み上げることはこれからもしないつもり。積み上げられたとしても、食べる人が倒してしまう可能性が高いし、夏場はソフトクリームが柔らかくなるので8段が限界。8段ソフトはソフトクリームが硬い冬がお薦め」とも。

 店内では、ソフトクリーム以外に「さぬきうどん」や「そば」も販売している。20年ほど前に、同店のとなりが空いたのでそのまま店舗を拡張し、当時はたこ焼きなどを販売。10年前から自家製粉のさぬきうどん販売を始めた。店主のお薦めメニューは「鳥天うどん」(もも肉半分=340円、もも肉1枚=480円)。「ソフトクリームだけでなく、自慢のさぬきうどんも食べていってほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~20時。

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