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中野・新井の美容室にギャラリースペース新設、「若手アーティストの登竜門」目指す

オープニングパーティーでバイオリンを奏でる藤崎美乃さんと森彬博さんの作品「NO RECOVERY」

オープニングパーティーでバイオリンを奏でる藤崎美乃さんと森彬博さんの作品「NO RECOVERY」

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 中野通り沿いの美容室「FREAK OUT(フリークアウト)」(中野区新井2、TEL 03-3387-7937)内に4月7日、若手アーティスト向けのギャラリースペースが誕生した。

平野自身が描いた藤崎美乃さんの絵をプレゼントするサプライズも

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 1982(昭和57)に中野ブロードウェイから移転した同店。店主の平野彰さんは2000年ごろから、自作の油絵を展示したり、音楽ライブなどを行ったりするスペースとして店舗入り口を活用してきた。

 今回のギャラリースペース開設のきっかけは、美大生の客から、「若手のアーティストが作品を披露する場所が少ないので困っている」と相談を持ちかけられたことから。3月下旬に店内の一部を改装した。敷地面積は約16平方メートル。

 この日行った立食パーティーには、美大の若手アーティストや美容室の常連客ら約20人が参加。若手アーティストの個展第1号として、「中野通り桜まつり」で披露した森彬博さんのライブペイント作品「リカバリー不能な回路」を展示したほか、16時30分からバイオリニスト高嶋ちさ子さんプロデュースの「12人のヴァイオリニスト」で活躍した藤崎美乃さんのミニリサイタルも開かれた。藤崎さんは「この場所でよくバイオリンライブをさせてもらった。自分のバイオリン人生の一部はこの場所で作られている」と話したほか、平野さん自身が藤崎さんを描いた絵をプレゼントするサプライズも。

 平野さんは「若手アーティストはギャラリーを借りるほどの資金を持っていないので、発表する場所が限られている。若手が気軽に作品を発表できる『登竜門』の場所になれば。当ギャラリーを通じ、出展者同士のコミュニティーが生まれるようなイベントも計画したい」と意気込む。

 営業時間は10時~18時30分。火曜定休。

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