中野区を中心に活動する女性だけの劇団「三遊会」が4月24日～27日、「なかのZERO」（中野区中野2）小ホールと「新中野studioNOV」（本町4）で「西遊伝～琵琶湖の妖怪！？～」公演を行う。

第3回「西遊伝～富士山の妖怪～」のワンシーン

　同劇団は、同区内で舞台女優として活動をしていた吉川（きっかわ）沙緒梨さんを中心に、「女性のみの舞台公演を中心に活動していく」をコンセプトとして昨年10月10日に旗揚げ「西遊伝」シリーズを中心に公演を重ね、「三蔵法子一行の旅立ち」「学校の妖怪！」「富士山の妖怪」に続き今回で4回目の公演となる。

　団長の吉川さんは、「三遊会は芝居＋ダンス＋歌のガールズエンターテインメントを作りたくて旗揚げした。西遊伝シリーズは『西遊記』の生まれ変わりたちが活躍するパロディーで、毎回シナリオを変えながら楽しんでもらえる内容だと思っている。初日は『なかのZERO』、次の日から『新中野studioNOV』という形で連続公演するという初の試みだが、どちらの会場でも精いっぱい演じたい」と意気込みを話した。

　「西遊伝～琵琶湖の妖怪！？～」のあらすじは以下の通り。

　昔々の中国では妖怪が跋扈（ばっこ）し、人々を苦しめていた。それを嘆いたお釈迦（しゃか）様　が三蔵法師・孫悟空・猪八戒・沙悟浄を遣わし、妖怪たちを封印し、ありがたい経典を持ち帰らせた。時が流れて現代。封印された妖怪たちが各地で復活し、悪事を働くようになっていた。今回、白羽の矢が立ったのは、あの三蔵一行の生まれ変わり。しかも、全員が女子だった。

　「なかのZERO」では「西遊伝」公演の前に、宇宙人アイドル「StarVEGA」のデビューライブも行う予定。「新中野studioNOV」公演時にもミニライブを行う。

　会場は4月24日＝「なかのZERO」、25日～27日＝「新中野studioNOV」。公演時間や料金はオフィシャルサイトで確認できる。