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中野の劇場で「サンタクロース・ドットコム」-Wキャスト、イケメン「壁ドン」企画も

ダブルキャストで主演を務める末永みゆさん(左)と新名杏梨さん

ダブルキャストで主演を務める末永みゆさん(左)と新名杏梨さん

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 中野・テアトルBONBON(中野区中野3、TEL 03-3381- 8422)で現在、劇団・シアターキューブリックが「サンタクロース!ドットコム」を公演している。

「サンタクロース・ドットコム」のワンシーン(ゲネプロ時)

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 「サンタクロース・ドットコム」は、「心あたたまる、ちょっぴりほろ苦いクリスマスファンタジー」と称するハートフルコメディー。にぎわう街の「華やぎ」に心躍り、お祭り騒ぎで終わってしまいがちな日本のクリスマスを、サンタクロースというファンタジーな存在を介して問い掛ける作品で、2003年の初演作の再演。2人がそれぞれの回に主役を務めるダブルキャスト方式で、同劇団俳優の全配役も変えるのが特徴。

 主役のヒロイン2人は、ともに各メディアで活躍する急成長中のアイドル。1人は、1995年生まれで東京都出身のグラビアアイドル末永みゆさん。2011年7月よりアイドルグループ「DokiDoki ドリームキャンパス」メンバーとしても活動を開始し、2013年にテレビ番組「アイドルの穴2013~日テレジェニックを探せ!」に出演し、史上最多となる99人の候補生の中から1位を獲得した経緯を持つ。もう1人は1991年生まれで新潟県出身のタレント新名杏梨さん。舞台女優を中心に活動し、2013年4月には「フォトジェニックジャパンコンテスト2012」で審査員特別賞を受賞した経歴を持つ。

 付帯イベントとして「サンタクロースがどっと混む!記念撮影会」も開催予定。「サンタクロースが劇場にどっと混んだら?」というコンセプトで、来場者にサンタクロースの格好をしてもらったりアイテムを身につけてもらったりするという企画。サンタクロース姿で参加した人には「あなたはサンタで証」を贈呈し、毎終演後にステージ上で俳優のサンタクロースと共に全員集合の記念撮影を行う。「俳優に会いたい」という来場者のために、昼回終了後は日替わりで「イケメンキャスト」が商品販売を行い、要望があれば「壁ドン」なども実施するという。

 「演劇でまちづくり、ひとづくり」を掲げて活動を続けている同劇団。代表で脚本家・演出家の緑川憲仁さんは「人と人とを結ぶ」演劇の特色に着目し、地域振興や表現教育など「まちづくり」や「人づくり」の視点から演劇の可能性を探り、2011年の「関ケ原東西武将隊」の総合演出や、墨田区限定アイドルを同劇団内で結成させるなど、地域の観光資源を生み出す活動を行っている。昨年2月には同劇場エリアで中野区観光協会(新井2)との演劇コラボ企画も実現している。

 緑川さんは「今回の物語は、今から20年後が設定の近未来クリスマスファンタジー。近未来の楽しいストーリーでありながら、どこか懐かしく、そして切なさがにじむ劇空間。中野レンガ坂通りの店とのコラボレーション企画もあるので、観劇後は街の喧騒(けんそう)にいつもと違う優しさを感じながら、芝居と中野の魅力を心ゆくまで楽しんでほしい」と話す。

 チケット料金は、当日券大人=5,000円、高校生以下=2,000円。未就学児は入場不可。12月28日まで。

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