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中野で河合真人さん写真展 「リトフェイン技法」で絵と写真の境界線を曖昧に

河合真人さんの作品 © Mahito Kawai All Rights Reserved

河合真人さんの作品 © Mahito Kawai All Rights Reserved

 写真家・河合真人さんの写真展「ずっとあなたを探している」が6月26日、中野の「ギャラリー冬青」(中野区中央5、TEL 03-3380-7123)で始まった。

(関連フォト)河合真人さん写真展「ずっとあなたを探している」展示の様子

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 河合さんは京都市生まれで、知恩寺塔頭寺院瑞林院(京都市左京区)の住職。小学生の頃は文学に没頭し高校生の時に吹奏楽部で音楽に出会う。バンドマンとして多くのグループを渡り歩き、同時に絵画・写真にのめり込む。2004(平成16)年から2011(平成23)年の間に海外でパフォーマンスをしながら家業である僧侶として修行する中で、世間のイメージとの差に悩んでヨガを学び、ヨガスートラやバガバットギータに出会い「心の快適」を知る。その「快適」を共有できる空間として瑞林院を解放し、ヨガ・絵画展・写真展を展開する中で、自身もカメラを持ち心の内側を表現しているという。

 同展に展示している作品は、もともと絵を描いていた河合さんが、絵と写真の境界線を曖昧にするために「リトフェイン」という技法を使った新しいシリーズ。リトフェインは、19世紀のヨーロッパで生まれ、陶器や蝋などの薄い板状の素材に厚みの差をつけて像を彫り込んだ工芸品を指す。普段は白っぽい平らな板に見えるが、後ろから光を当てると絵が浮かび上がり、光を当てた時だけ絵が「発光」して見えるのが特徴。会場には、バックライトで照らした状態の12作品を展示している。

 廊主の野口奈央さんは「作品はとても柔らかく、温かい。どこか夢の中にいるようなイメージを作り上げる特徴的な色使いは、元の写真や作者の意図とは異なり、偶然に色づけられている」と話す。

 開催時間は11時~19時(木曜は22時まで)。月曜・祝日定休。観覧無料。7月12日まで。7月2日19時から「mappy’sナポリタンナイト」と題したイベントを開く(要予約)。

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