中野1丁目バス停付近に4月6日、カフェ「小鳥遊(たかなし)食堂」(中野区中央2、TEL 03-6908-9048)がオープンし、1カ月がたった。
店のコンセプトは「気軽に立ち寄れるカフェバー」。店舗は大久保通りに面した1階で、席数はカウンター4席、テーブル3卓6席の計10席。フランス料理のために留学し、都内のホテルでコックを7年半、複数のカフェで接客を学んだ中野区民の小島明日香さんが、自分の店を持ちたいという思いをかなえ開いた。
店名は、小島さんがよく「小鳥」と間違われること、店舗に「遊び心」を入れたかったこと、「集った人たちが仲良くできる」ことなどから、珍しい名字でもある「小鳥遊=たかなし(鷹がいなくて小鳥が遊べるという当て字から生まれた名字)」と命名したという。
フードメニューは、定番の「パテドカンパーニュ」のほか、「じゃがいもとブルーチーズのケーキ仕立て」「本日のキッシュ」「本日のごはんプレート」などで、その日に入ってきた食材をみて気まぐれで考えるという。ランチでは「キッシュのプレート」(750円)、「カンパーニュのプレート」(1,000円)、「気まぐれカレー」など。
デザートも、チョコレート系とチーズ系のケーキを定番メニューとした上で、季節のフルーツを使ったデザートを用意する。ドリンクメニューは、定番のビール、コーヒー以外に、小島さんが気分でセレクトするワインを用意する。取材時当日には、「ケヴェルツトラミネール レゼルブ(アルザス)」「ドゥルト・フレール ヌメロ・アン(ボルドー)」(以上600円)や「ラブレロワ(ブルゴーニュ)」(赤・白とも550円)などが用意されていた。
小島さんは、「店名の小鳥遊のように、いろんな人たちがこの場所でコミュニケーションを取りながら、おいしく、楽しい時間を過ごしてほしい。友人にアーティストや職人が多いので、一緒に何かを考えたり作ったりして、いつもワクワクできるような店にしたい」と意気込む。「コック暦が長いのに、なぜかデザートの評判が高い。料理の腕も、日々精進しなければ」とも。
営業時間は12時~24時。木曜定休。