JR中野駅北口の繁華街(中野区中野5)に7月15日、会員制のコンセプトカフェバー「VACANCY(バカンシー)」がオープンした。
坂部三樹郎さんデザインの制服と店内イメージ2(実際の店内とは異なる)
店名の「VACANCY」は「空虚」を意味する。日常の異常、非日常的な空間を演出することにより人間を「空虚」へ誘(いざな)うことをコンセプトとし、店員のコスチュームはアパレルブランド「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」を手掛ける坂部三樹郎さんが、店内装飾はファッションデザイナーやジュエリーアーティストとして活動する中里周子さんがデザインした。
店舗所在地も中野駅北口の繁華街ということ以外しか公表されていない。席数はカウンター10席。店内にはアートやオブジェ、骨董(こっとう)品や高級酒などがズラリと並び、高級感を演出している。
カフェタイムには表参道の人気コーヒーショップ「THE ROASTERY (ザ・ロースタリー)」を運営するNOZYCOFFEE(ノージーコーヒー)の「豆の生産国、生産処理方法などが明らかで、それらが一切ブレンドされていない」コーヒー豆を使ったドリップコーヒーなどを用意する。
バータイムには、今年3月に発売開始されたサントリー「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」(900円)のほか、数種類の特別なクラフトビール、「レミーマルタン ルイ13世」「カミュ バカラボトル」などの洋酒、「久保田 万寿」「獺祭 純米大吟醸」などの日本酒を用意するほか、中里さんのアート作品をイメージしたオリジナルカクテルを用意する。
店の担当者は、「非日常的な空間を演出することが店のコンセプトなので、その第一歩を踏みいれていただくために住所やサービス内容などは今の段階では公開できないが、その空間を一度感じていただければ、煩わしい日常にその時だけ『異常』を引き起こすことができるはず。中野らしくて中野らしくない未知なる空間をぜひ」と話した。
店舗の住所やサービスの詳細については非公開で、会員希望者は同店の公式フェイスブックに「友だち申請」後、承認後にサービス内容を確認し、会員になることができる。年間費は本人のみ入店が可能な「Regular Member」=1万円、同行者2人まで入店可能な「Premium Member」=10万円。
営業時間は、カフェタイム=15時~24時、バータイム=18時~24時。