旧中野村の総鎮守社である中野氷川神社(中野区東中野1)と新井天神北野神社(新井4)の祭礼が9月20日に行われ、中野区内に約30基のみこしが巡行した。
中野氷川神社の祭礼では、旧中野村内の同神社の氏子36町会のうち、20基以上ものみこしが登場。青梅街道や山手通り、中野通りや早稲田通りなどを使って数カ所でそれぞれ5基から9基の連合みこしが行われたほか、中野サンモール(中野5)や中野ブロードウェイ1階、JR東中野駅前ロータリーやJR中野駅前などもみこしが巡行した。
新井天神北野神社の例大祭も、数基のみこしが薬師あいロードや中野通りなどを巡行するなど、年間を通して行われる祭典の中で最も重要なお祭。夕方には5町会の連合みこしが宮入りした。
2つの祭礼が重なったこと、シルバーウイーク前半ということもあり、「昨年よりも担ぎ手が少なかった」と関係者。「みこし担ぎ体験をする区外の人や外国人観光客の数は増えたのでは」とも。貸し出し用半纏(はんてん)が足りなかった町会もあった。