JR東中野駅の北側線路沿い近くに7月4日、鉄板焼き「gout-temps(グータン)」(中野区東中野4、TEL 03-6908-9448)がオープンして2カ月がたった。
「ワインやビールに合う、おいしいおつまみと鉄板焼き」をコンセプトとした同店。20歳から20年間、イタリアンや和食などさまざまな飲食店で修業を積んだ店主の南谷知也さんが40歳を機に独立・開業した。店内の照明器具や家具は60~70年代のアメリカンアンティークでそろえ、完全なオープンキッチンと、ゆとりのあるカウンター席を設けた。席数は、カウンター6席、テーブル席12席の計18席。
メーンメニューは、鹿児島産、北海道産、青森産など日替わりで仕入れる黒毛和牛の鉄板焼きで、しっかりとしたサシと弾力が特徴の「イチボ」、山わさびやオニオンソースで食べる赤身「ランプ」(以上、100グラム=1,900円)、希少部位といわれる「ランボソ」(100グラム=2,500円)のほか、アメリカ産「ハラミステーキ」(170グラム=1,800円)なども用意する。
冷たい前菜として「鶏レバーパテ」(650円)、「生ハム」「チーズ3種盛り」(以上950円)、「タスマニアサーモンのマリネ」「甘エビ・ホタテのカルパッチョ、ハーブサラダ添え」(以上1,200円)、「戻りがつおのマリネ、卵黄ビネグレットソース」(900円)など。温かい前菜として「ムール貝白ワイン蒸し」(1,150円)、「秋のキノコ焼きテリーヌ」(900円)、「イチジクと丸ナスのフリット」(950円)、「牛トリッパのトマト煮込み」(1,000円)などと、バゲット(200円)やガーリックトースト(400円)など。
ドリンクメニューは「ハートランド生」(600円)、「志賀高原ビールIPA」(900円)などのビール、「フローズンモヒート」(900円)、「桃のスプリッツァ」(850円)、「自家製モスコミュール」(800円)などのカクテルのほか、ウイスキー、焼酎、日本酒、ソフトドリンクなどを用意。ワインはスパークリング・白・赤をボトル・グラスで用意し、ハウスワインは100ミリリットル=500円でメモリの付いたデカンタで飲んだ分だけ計り売りするシステムとなっている。
南谷さんは「店舗は、今年3月に店主の体調不良を理由に閉店した創業45年の老舗和食店『あづまや』さんの跡地。独立のためにいろいろと場所を見て回ったが、この場所が一番気に入ったし、自分の力量に合ったサイズだと思った。店内はアットホームな雰囲気にしたかったので、ダイニングテーブルをみんなで囲んでいるようなキッチンやカウンターを意識した。おなかがすいたらこの場所に集まってくるような、地域にやさしくなじむような店にしたい」と意気込む。
営業時間は18時~23時。水曜定休。