帝京平成大学中野キャンパス(中野区中野4)で1月30日、中野区が推進する「なかのライフサポートビジネス創造塾」のビジネスプランコンテストで最優秀賞が決定した。
同コンテストは2014年2月に初開催し今年で3回目。「新たなライフサポートビジネス(人の暮らしを応援するビジネス)を中野区から創出、発信していくこと」を目的とし、昨年応募のあった20のビジネスプランからファイナリスト6グループが公開プレゼンテーションを行った。審査時間には、アテーナソリユーション社長で小規模企業経営支援協会の立石裕明理事長が講演を行い、その後、各賞が発表された。審査員は、日本ベンチャー学会の田村真理子事務局長、中田哲也税理士事務所の中田哲也所長、西武信用金庫の落合寛司理事長、田中大輔中野区長が務めた。
最優秀賞は「大手が入ってくるので差別化が必要だが、実現性が高く、学校教育に視点を当てている」ことが高く評価されたドリーム・キッズ・ワークス(代表者=大塚崇さん)の「こども向けのバーチャルとリアルをリンクさせた体験型教育サービスの提供」、優秀賞には早稲田大学人間科学部可部研究室(代表者=小松弘樹さん)の「弊研究室で開発・所持しているロボットを使い睡眠時無呼吸症候群の患者をサポートする」、奨励賞には鈴木奈々さんの「爪きりで支える生活支援!滑らかな爪先でココロオドル日常を」が、それぞれ受賞した。
最優秀賞の大塚さんは「教育現場にバーチャルリアリティーを使う点を評価いただけた。まだまだ仮説の領域だが、中野区のどこかからスモールスタートし、指摘のあった部分を改善しながら進めたい。これからが本番だが、今は素直にうれしい」と喜びを表した。今回のビジネスコンテストについて、田中区長は「健康づくりや少子化、高齢化対策をビジネスの力で作り出すことが大きな目標。ビジネスプランが年々良くなってきていると感じている。来年も実施したい」と話した。