見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

中野駅周辺で「変なもの」だけを見つける街歩き グランプリは「巨大木製鎖」

「なにこれ?グランプリ」受賞写真

「なにこれ?グランプリ」受賞写真

  • 0

  •  

 JR中野駅(中野区中野5)周辺にある「おかしなもの」「尖(とが)ったもの」だけを写真に収めて「なにこれ?グランプリ」を決める街歩きイベントが3月6日、中野区産業振興拠点「ICTCO(イクトコ)」(中野4)で開催された。主催はNPO法人「ストリートデザイン研究機構」(中野区松が丘2)。

「なにこれ?グランプリ」を受賞した石賀浩さん(左)と酒井理事長

[広告]

 同イベントは、「中野にあるおかしなもの、とがったもの」だけを写真に収めて、「なぜここに?」「これ必要?」「昔の名残?」など、不思議なオブジェや光景を発見するという街歩き企画。当日は「ICTCO」で説明を受けた幼児や児童を含めた参加者15人が1時間30分ほど中野駅周辺に繰り出し、フェイスブックのイベントページに、発見した「変なもの」写真をリアルタイムでアップした。

 アップされた写真は「街中に突如現れた裸婦像」「民家外壁の出ると落ちるであろう扉」「上りきっても何もない階段」「ショーケースのお菓子が入れ替わるけど開店していないタバコ店」など約90点。会場に戻った全参加者と、同NPOの酒井直人理事長、中野経済新聞の杉山司編集長らが一緒に写真を見ながらトークを展開。撮影者が状況を説明しながら、最終的には参加者全員による投票で「なにこれ?グランプリ」写真を決定した。

 グランプリに輝いたのは中野区在住の石賀浩さんの「中野五差路」西側マンションの階段付近にある「巨大木製鎖」の写真。石賀さんによると「とても大きな木の鎖だが、継ぎ目がないので、巨木からこのような鎖となるよう切り出したのでは?」という。石賀さんには「もらった人が『なにこれ?』と思う賞品を選んだ」という顔色の悪いサルのリュックサック型ぬいぐるみが酒井理事長から副賞として贈られ、「狙っていたので、とてもうれしい」と受賞の喜びを表した。

 酒井理事長は「当NPOは、街の活性化のためにいろいろとイベントを仕掛けている。4月には前回も好評だった野方の『「エイプリルフールde街おこし』を予定している。自分たちの活動が、街の新しい顔の発見や街への愛着を深めるきっかけになればうれしい」と締めくくり、イベントはお開きとなった。「とても盛り上がったので、次は西武新宿線沿線のどこかの駅で開きたい」とも。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース