プレスリリース

約6割の企業がレガシーERPを保有。運用現場で浮かび上がる課題とは

リリース発行企業:ベンチュリーコンサルティング株式会社

情報提供:

 経済産業省・デジタル庁・IPAが公表した「レガシーシステムモダン化委員会 総括レポート」では、企業の基幹システムの約6割にレガシー要素が残存しているとされています。
その背景には、ブラックボックス化やシステムの複雑化、技術要素の老朽化といった構造的な課題があり、これらは障害発生時の原因特定を難しくするだけでなく、日常的な性能状況の把握にも影響を及ぼすと指摘されています。
 また、こうした課題はデータ活用や業務プロセスの見直しを進める際の制約となり、企業がDXに必要な基盤整備を進める上でも障壁となることが示されています。



 オンプレミスでERP(統合基幹業務システム)を運用する企業でも、アプリケーションの安定性とは裏腹に、基盤となるデータベースでは性能変動や運用の属人化、人材の高齢化が課題となりがちです。当社はこうした状況を踏まえ、ERPのデータベースの状態を可視化する性能診断サービスを提供し、安定運用とレガシー化リスクの解消、そしてDX基盤の強化を支援します。
■このような課題をお持ちの企業様へ
 現在もオンプレミスでERPを利用している企業が抱えがちな課題を解決します。
・DBA(データベース管理者)の確保が難しい
 ERPのデータベース部分(Oracle等)の専門技術者が減少傾向にあり、社内で運用を担える人材が限られている。外部委託先でもERPに精通したDBAが少なく、トラブル時の即応が課題となっているケース。
・担当者や運用ルールが個人に依存している
 長期運用のなかで、DB構成やメンテナンス手順が属人化。引き継ぎや可視化が進まず、変更や障害対応のたびに不確実性が生じているケース。
・データベースサーバの性能劣化やチューニング課題
 アプリケーションは安定している一方で、DB側の負荷や処理時間が徐々に増加。例えば、Oracle Supportにおいて原因調査や改善策の実行に時間を要し、現場対応力が問われているケース。
・クラウド移行を見据えながら、現行環境の安定運用を維持したい
 クラウドネイティブなERP製品をまだ導入していない企業では、オンプレミス環境を維持しつつ最適化を進めたい企業も多い。既存のリソースで移行準備と運用の改善を両立したいというケース。

 こうした課題に対し、VENTURY PerfCare(パーフケア)は、「ERP × Oracle Database」に特化した専門チームとして、「属人化の解消・性能最適化・運用の標準化」を通じて、“専門のデータベース管理者がいなくても安心できる運用体制の実現”を支援します。



■JDE環境向けOracleDB性能診断サービス 2025年12月9日(火)提供開始
 JD Edwards EnterpriseOne(以降JDEと表記)環境で稼働するOracle Databaseの性能測定と設計診断を行い、A4 約10~15ページの詳細なレポートとして結果を報告します。データベースの処理性能・設計の適正性を可視化し、運用の属人化や性能劣化、不具合の兆候を総合的に分析します。加えて、今後必要となる改善策の提示や、具体的対策を実行します。
ベンチュリーコンサルティング株式会社 VENTURY PerfCare特設ページ



■レポート作成までの5つのSTEP
 本サービスでは、お客様の環境に負担をかけず、短期間でデータベースの状態を可視化できるよう、診断プロセスを明確に体系化しています。レポート作成までの流れは、以下の5つのステップで進めてまいります。



■レポート例
 診断レポートをご用意し、性能傾向や潜在的なリスクを解説する報告会を実施します。レポートには、各種ログの分析結果や設定項目の確認内容を整理するとともに、改善が望ましい箇所や潜在リスクへの具体的な提案例も記載します。報告会では、安定稼働に向けた今後の検討ポイントを共有します。

レポートサンプル

■今後の展開
 VENTURY PerfCareでは、JDEを始め、Siebel、EBS、SAPなど、「Oracleデータベースを用いているERPソフト」の利用企業向けに、データベース運用に特化した以下のサービスを、順次展開していきます。
- JDE/ORACLE運用管理代行サービス VENTURY PerfCare for JD Edwards
- SAP(R3)/ORACLE運用管理代行サービス VENTURY PerfCare for SAP/Oracle
- EBS/ORACLE運用管理代行サービス VENTURY PerfCare for EBS/Oracle
- Hyperion/ORACLE運用管理代行サービス VENTURY PerfCare for Hyperion/Oracle
- Siebel/ORACLE運用管理代行サービス VENTURY PerfCare for Siebel/Oracle

ベンチュリーコンサルティングは上記のサービスを通じ、「ERP環境のOracleデータベース」の運用でお困りのERP利用企業向けにサポートしてまいります。
■VENTURY PerfCareについて


 依然として、国内のERP利用企業の6割以上がオンプレミスでの運用となっており、その環境を支える技術や人材の確保に課題を抱えています。このような企業課題を解決するため、当社はOracleパートナー企業として自社の専門性を生かし、VENTURY PerfCareブランドを立ち上げました。ERP利用企業への人的・技術的支援を通じて運用の安定化を実現します。



■代表紹介


ベンチュリーコンサルティング株式会社
代表取締役:衞藤重豪 1999年、ベイカレントコンサルティング(株)のパートナーとして、営業・ITインフラ部門、特にORACLEを中心としたコンサルティングやソリューション事業を担当。人材採用とIT技術者の育成・研修講師を兼務。2004年に独立し、ベンチュリーコンサルティング(株)を創業。現在22期目。「データベース」を、知的財産の詰まった、企業の最大の経営資源と位置付け、日々膨大に増え続ける『企業情報システムのデータ』に起因する問題を”ゼロにする”を掲げ、社会課題の解決に取り組んでいる。



【 会社概要 】
会社名 ベンチュリーコンサルティング株式会社
代表者 代表取締役 衞藤 重豪
資本金 20,000,000円
設立 2004年2月10日
所在地 〒160-0007 東京都新宿区荒木町9-7 ナオビル3F
URL https://www.ventury.co.jp/perfcare/  
事業内容 ERP製品(JDE、Siebel、EBS、SAP等)を中心としたレガシーなITインフラ、中でもそのリポジトリであるオンプレミスのデータベース(ORACLE)を対象としたDB運用管理、設計、構築、SQLチューニング、障害対応、マイグレーション、DBデータ移行、パッチ管理


Oracleは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。



【 本件に関するお問い合わせ 】
ベンチュリーコンサルティング株式会社
ITコンサルティング事業部 ERPソリューション課
E-mail: perfcare@ventury.co.jp
お問い合わせフォーム: https://www.ventury.co.jp/perfcare/infomation/request/

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