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中野区がデジタル地域通貨事業、愛称は「ナカペイ」に決定

公募によって決定した愛称とロゴマーク

公募によって決定した愛称とロゴマーク

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 中野区は11月、デジタル地域通貨事業を始める。酒井直人中野区長が7月18日、区長記者会見で発表した。愛称は「ナカペイ」。

(関連フォト)7月18日の酒井直人中野区長記者会見の様子

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 ナカペイとは「誰もがお得に、気軽に、楽しく利用できる」をコンセプトとし、区民、在勤者、在学者、来街者、全ての人が利用できる同区独自の「みんなでつくる地域通貨」。愛称とロゴマークは東京23区で初めて公募を行い、区内在住の美大生・中野裕貴(ゆうき)さんの案に決定した。「誰にとっても分かりやすい愛称、誰もが簡単に描けるシンプルなデザイン、顔にも見えるデザイン」が決め手という。

 ナカペイは、スマートフォンアプリを通じて商店や飲食店などの加盟店で支払いに使用できる決済サービス。同区によると目標ダウンロード数は2025年3月末時点で9万件以上、加盟店舗の目標は1000店舗。加盟店の決済手数料負担は軽減され、サービスが始まる本年度は初期費用、決済手数料、換金手数料を全て無料にする。

 8月に利用店舗の登録受付を開始、9月下旬にはアプリをリリースし、アプリダウンロードキャンペーンを開始。10月にはプレミアム付きデジタル地域通貨の抽選販売申し込み受け付けを始め、11月には中野区デジタル地域通貨事業を始めるスケジュール。

 サービス開始に向け同区では、プレミアム率30%のデジタル地域通貨の発行で、1セット5,000円で1,500円分のポイントを付与する。1人につき10セット(5万円)まで購入可能。アプリをダウンロードした全員に500円分のポイントを付与する。

 2025年度には「健幸(=健康)」に関するポイント事業を開始予定で、同区としては今後さらに区の施設利用や各種手続きの支払い、同区の給付事業など利用範囲を拡大する予定だという。

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