中野・昭和新道に9月11日、立ち飲み小料理屋「穂章(すいしょう)」(中野区中野5、TEL 03-5942-8120)がオープンした。
同店は「うまい酒、そして高級食材を安く」をコンセプトとした立ち飲み居酒屋。病院を経営していたという経歴を持つ異色のおかみ藤澤章子さんと、新潟の料亭で板長をしていた料理長の2人が中心となって店を切り盛りする。藤澤さんは「院長だった主人が他界し、しばらく継続して病院を経営していたが、ミュージシャンの息子と何か新しいことがやってみたかった」と出店の理由を話した。
フードメニューはマグロ、カンパチなどの刺し身(以上300円~)をメーンとした和食のほか、ナスミート、トマトチーズ、ポテトベーコンなど(以上400円~)。ドリンクメニューはビールや焼酎、カリフォルニアワインなど、中野ご当地カクテル「ナカボール」(400円)も提供するほか、越後銘門酒会の「お墨付き」でコミック「夏子の酒」を完全再現した純米吟醸酒「夏子物語」も提供する。
店内は立ち飲み席のほか、着座8席。大型プロジェクターを備え、ライブイベントなども開催予定。おかみの息子であるKAZさんは、2008年にオリコンなどの音楽ランキングで上位にランクインしたこともある男性ボーカルグループ「The New Classics」の元メンバーで、現在は同じく元メンバーであるGREGさんと共に新ユニット「0TU1(オーツーワン)」で活動している。
9月9日にはプレオープンイベントも実施し、藤澤病院やカナダ大使館、日立製作所から祝花が店頭に飾られたほか、「夏子物語」や「ナカボール」、大皿刺し身盛りなどが振る舞われ、約70人の開店を祝う客、関係者などが集まった。
営業時間は17時~24時(ラストオーダー)。