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中野区が新年賀詞交歓会 中野駅新北口駅前再整備計画は3月までに明らかに

木村広一中野区議会副議長の音頭で乾杯を行う参加者

木村広一中野区議会副議長の音頭で乾杯を行う参加者

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 中野区主催の「新年賀詞交歓会」が1月6日、中野セントラルパーク(中野区中野4)サウス棟地下1階カンファレンスホールで行われた。

(関連フォト)年頭のあいさつを述べる酒井直人区長

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 中野区仕事始めの日に毎年開いている同イベント。毎年、中野サンプラザで執り行っていたが一昨年50年の歴史に幕を下ろしたため、昨年に引き続き同会場で2度目の開催となった。酒井直人区長、青山敬一郎副区長や栗田泰正副区長、同区職員幹部、酒井たくや議長をはじめとした中野区議会議員、田代雅規(まさのり)教育長や海老沢憲一代表監査委員、中野区町会連合会や東京商工会議所中野支部など同区内の地域団体や経済団体会長や理事長など約200人が出席した。

 年頭のあいさつで酒井直人区長は「中野区役所が約50年ぶりに新庁舎へ移転するという、中野区政にとって大きな節目を迎えた年だった。区役所1階のイベントスペースは土日・夜間も含めて、今では多くの区民の皆さんに利用されていて、文化・芸術を通じた新たな交流の場、そして憩いの場として機能していると実感している。今後も『つながる はじまる なかの』の理念を実現するための新たな拠点として、充実に努める」と話した。併せて、「中野サンプラザ跡地を含む中野駅新北口駅前エリア市街地再開発」に触れ、「ご心配をおかけしている中野駅新北口駅前エリアにおける市街地再開発事業については、施設計画の変更や、事業が遅れたことにより発生する地権者としての中野区の負担への対処を踏まえ、事業計画の見直し方針の取りまとめに向けて引き続き施行予定者と協議を進め、3月までに事業計画の見直し方針や今後のスケジュールを明らかにしたい」と話した。

 酒井たくや議長は、新しい議場に整備した「親子傍聴席」「本会議一般質問のライブ中継」「電子採決システム」などの議会改革や、昨年元日に発生した能登半島地震や南海トラフ地震の被害予測などに触れた後、「中野駅周辺では百年に1度のまちづくりが進められている。しかしその中核をなす区役所・サンプラザ跡地を活用した新北口駅前エリア再整備事業計画は事業の見直しが行われている。新たな中野の顔、シンボル拠点を再整備する事業であり、皆さんの期待や注目度も高いもの。サンプラザは50年にわたり区民の皆さまに利用され、愛されてきた。新しいサンプラザも50年先、100年先の未来の区民に愛される施設となるよう整備しなければならない。厳しい状況だが、ピンチをチャンスに変えるという気概をも持ってしっかりと臨む」と意気込みを見せた。

 その後、長妻昭衆議院議員のあいさつ、木村広一中野区議会副議長の乾杯、来賓である東京都議会議員の荒木ちはるさん・高倉良生さん・西沢けいたさん、中野区町会連合会・中野区社会福祉協議会の吉成武男会長、東京商工会議所中野支部の正村宏人会長が祝辞を述べた。

 歓談後は青山敬一郎副区長が終わりのあいさつを述べ、閉会した。

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