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中野れきみんで地域展示「本町」 中野区内で最も早くから開けた土地を紹介

地域展示「本町」

地域展示「本町」

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 地域展示「本町(ほんちょう)」が7月1日、「山崎記念中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん)」(中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)で始まった。

(関連フォト)「本町」めぐりマップ

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 地域展示は「江古田」「弥生町・南台」「大和町」に続く第4弾。本町は、北は青梅街道沿い、南は神田川に臨む地域で、江戸時代には神田川沿いの地域では田園が広がり、青梅街道周辺では宿場町として栄えたエリア。本町エリアは、江戸時代には中野村・本郷村・本郷新田・雑色村に渡っており、明治元年にはそれぞれの旧村名が大字となり、1876(明治9)年に本郷村と本郷新田が合併、1889(明治22)年には中野村・本郷村・雑色村が合併して中野村へ。1897(明治30)年に中野町となり、1932(昭和7)年に中野町と野方町が合併して中野区が誕生した。現在の住所は中野村が本町1丁目~6丁目の一部、本郷村・本郷新田が本町1丁目~5丁目の一部、雑色村が本町3丁目~5丁目の一部に当たる。

 本町エリアは中野区内で最も早くから開けた土地で、旧本郷村鎮守の氷川神社、成願寺や福寿院といった歴史ある寺社、中野長者伝説などが今に残る歴史の深い地域。同展では、60年前の航空写真や風景写真、説明パネル、地域に残っている物品、武山正雄さんによる昭和初期の本町1丁目付を描いた「少年時代の中野」や、本町巡りマップのパネルも展示している。

 開館時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。8月31日まで。

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