中野区全域をカバーする中野経済新聞の2025年年間PV（ページビュー）ランキングは、「JR東中野駅西口ロータリー近くに鮮魚店『港丸（みなとまる）』オープン」の記事が1位となった。

PV2位から、フレンチレストラン「sanka」外観

　ランキングは、今年1月1日から12月12日までに配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

　1. 東中野に鮮魚店「港丸」　気仙沼の漁師から直送、「つながる」をコンセプトに（10/7）

　2. 中野駅南口に完全予約制フレンチ　「中野に最高のグランメゾンを」合言葉に（8/8）

　3. 中野駅南口にナポリタンとワインの店　創業26年で再開発の日本橋から移転（9/16）

　4. ファッションセンターしまむら、中野区初出店　マルマンストア中野店2階に（3/25）

　5. 中野駅南口にアイリッシュパブ　100年前の空間イメージ、パブ文化伝える（4/28）

　6. 中野駅北口早稲田通り沿いにラーメン新店　「中華そば」「担々麺」を売りに（2/25）

　7. 中野駅南口に「鉄板ブラザーズ」　お好み焼きや焼きそば、鶏むね肉シリーズも（8/29）

　8. 中野駅南口に「おむすびゴテン」　唐揚げ・切り干し大根などの総菜も（8/6）

　9. 中野四季の森公園で「中野ラーメン祭」　「今、食べてほしい一杯」テーマに（9/4）

　10. 中野ブロードウェイにXRアトラクション施設　日本XRセンターが常設（9/10）

　1位は、JR東中野駅西口ロータリー近くに9月にオープンした鮮魚店「港丸」の記事。販売している鮮魚は、宮城県気仙沼の漁師らが捕ったものを翌日には店頭に並ぶよう直送で届いたもの。誰が捕った魚なのかが分かる鮮魚店を目指しており、さらに鮮魚や刺し身の販売だけでなく、近くの姉妹店「サンデー・ジャムズ・クラブ」の料理人が「（その魚を）よりおいしく楽しめるレシピなどを提案する」スタイルが特徴。

　2位は、中野駅南口レンガ坂東ゲートすぐの場所に7下旬にオープンした完全予約制のフレンチレストラン「sanka（さんか）」の記事。店主の原田CHAO信広さんは「中野に、空間も料理もホスピタリティーも最高のグランメゾンを作る」と意気込んでいる。

　3位のナポリタンとワインの店、5位のアイリッシュパブ、6位のラーメン店、7位の鉄板料理店、8位のおむすび店は、いずれも中野駅周辺に新規オープンした飲食店の記事。12位の豚汁店、14位のラーメン店、15位のクラフトピザ店、16位のバー、17位のジンギスカンなど、多くの新店オープンの記事がランクインした。特に中野駅南口周辺は再開発が進み、新規のテナント募集が盛んに行われていた関係で、新店舗のオープンラッシュとなった。

　4位は、総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」（中野区中野1）が中野区初出店したことを伝える記事。「待ち遠しい」「本当に楽しみ」などリアルでもネットでもよく話題に上がっていたことから記事化。来店客へのインタビューも掲載した。

　9位は、中野四季の森公園イベントエリアで開催の人気のラーメン店が参加する「中野ラーメン祭」の記事。3クール制で合計18店舗の人気店が出店。実行委員長を務める「箕輪家中野本店」丸山紘平さんは「今回は『今、食べてほしいラーメンをお客さまにまっすぐ届ける』がテーマ。小手先じゃない、奇をてらわない、本気で食べてほしい渾身（こんしん）のラーメンだけがここに並ぶ」と話し、新たな名物イベントが誕生した。イベント系では、18位の「ビアパーク」、19位の「大江戸ビール祭り」、22位の野方区民ホールでの「ホタル観賞会」、25位のエイサーの祭典「中野チャンプルーフェスタ」などがランクインした。

　10位は中野ブロードウェイにできたXRアトラクション施設の記事。酒井直人中野区長らの体験の様子を撮影し、内容を紹介。飲食店以外で唯一、トップ10にランクインした。

　中野サンプラザは閉館し、サンプラザ関連のコンサートやイベントがなくなり関連記事も皆無となった中、物価高騰などのあおりを受けて区役所・中野サンプラザ跡地の再整備計画が振り出しに戻り再検討を進めている。その他の中野駅周辺では中野駅西口改札や南北連絡通路、南口改札周辺、囲町地区などの再開発が進んでいる。連続立体交差の工事が進む西武新宿線エリアや、徐々に駅の整備が進む東京メトロ丸の内線エリアなども含め、ナカ経では来年も、中野区内の動向や小さなハッピーニュースをいち早く伝えていきたい。