山崎記念中野区歴史民俗資料館(中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)は現在、「家族が集うカルタ遊び」と題した「正月展」を開催している。
同展は、同館が所蔵している古いカルタ、百人一首、絵合わせカードゲーム、トランプ、花札などを展示。同館学芸員の石村篤史さんによれば「カルタはポルトガル語で、カード、カルテも同じ語源。一口にカルタと言っても非常に多種多様なものがあり、それぞれの時代の世相や郷土の様子が反映されている」という。
展示しているカルタは「いろはかるた」「小倉百人一首」中国の「唐詩選加留多(かるた)」「啄木かるた」「花カルタ(花札)」のほか、サザエさんや赤胴鈴乃助などのキャラクターカルタ、十二支合わせカルタ、家族合わせなど約30種類。
石村さんは「おじいちゃんやおばあちゃんも含めて3世代で見にきてほしい。昔のカルタを見て懐かしんだり、その時代のことを説明したりしながら今の子どもたちに昔のカルタを知ってもらい、それを聞いた子どもたちにカルタの歴史をつないでもらいたい」と期待を寄せる。
開催時間は9時~17時(月曜・第3日曜と12月28日~1月4日休館)。入館無料。1月18日まで。