東中野のスイーツ店「ドロップス・スウィート・ラボラトリー」(中野区東中野1、TEL 03-5332-6413)の「お客さまの要望をとことんかなえるケーキ」が話題となっている。
同店が大久保通り沿いの新宿との区界に店を構えて3年目、2回目のクリスマスを迎えた。駅からは遠いが、住宅街や幼稚園、老人施設など、届けたい先が近くにたくさんあった」と、同所での出店を決めたという。
ケーキ作りのコンセプトは開店当初から変わっておらず、添加物・防腐剤を一切使わないほか、形や素材、トッピングなど、利用客のリクエストがあれば「とことん」応じてケーキを作っているという。常連客の一人は「子どもがテレビで人気キャラクターのケーキが食べたいと言えばそれに応えてくれる。自分の子どものことではないが、アレルギーがある子でも食べられる素材で工夫していると聞いた」という。
シェフパティシエの渡辺公洋さんは「お客さまに喜んでいただくことが大前提。オリジナルケーキなどのリクエストは時間と手間が掛かるが、それ以上に喜んでもらえるので、そのためだけに作っている。最近ではアレルギーでクリスマスでもケーキが食べられない子たちにも、みんなと同じようにケーキを囲む楽しさを味わってほしいと思い、アレルギー対策のケーキも可能な範囲で作っている」と話す。
同店は、中野区・新宿区・渋谷区にデリバリーを行っており、専用の配達車で深夜2時まで配達している。「オリジナルケーキを実現すれば、提供価格も高くなってしまうが、利益度外視で提供している。これからも『とことん』お客さまの希望をかなえていきたい」と渡辺さん。
営業時間は10時~翌2時(日曜・祝日は23時まで)。水曜定休。