中野サンプラザホール(中野区中野4)で1月13日、中野区「成人のつどい」が開かれた。
「トリ」を務めたのは同区内でも活動する「Bench」のライブ
この日、中野区で成人を迎えたのは2477人で、同会場の成人式に参加したのは約1300人。13時30分に開会し、区内在住の新成人メンバーら16人で構成された実行委員会の委員長・本橋啓吾さんが「今年のテーマは『ぶっとべ中野』と決め、今までにない成人式にしたつもり。16人の実行委員とともに区内のいろいろな団体の方々に協力頂きながらここまでたどり着いた。記憶に残る式典にしたい。ぜひ楽しんで下さい」とあいさつした。
第1部では国歌斉唱後、田中大輔中野区長らが祝辞を述べた。田中区長は「成人となった皆さまは、これから社会に対して責任を持ち、さまざまな義務を負う。責任と義務を果たしてすばらしい人生を送って欲しい」と新成人に対してメッセージを送ったほか、伊東しんじ中野区議長も壇上であいさつを行った。
第2部は、「皆が好きな中野」を集めた映像を上映後、地元「多田小PTAダンサーズ」と中野のゆるキャラ「さぎプー」「かせいチャン」「なっこい」「うさごはん」が登場したステージ、和太鼓「暁」&「中野新風エイサー」の演舞、中野区観光大使「メトロポリちゃんVとキャプテンミライ」の中野の魅力を歌った「ナカノナノカナ」ライブ、同実行委員会がオリジナルで作成した「中野トリビア」上映が行われ、「トリ」は同区内でも活動する「Bench」のライブで盛り上がりを見せ「正しい選択をして人生を楽しんでほしい」とエールを贈った。
閉会のあいさつで本橋さんは会場の新成人に対して「楽しんで頂けましたか?」と何度も言葉を投げかけて会場と一体となったことを確かめ、1本締めでお開きとなった。同区職員で同イベントを担当した次世代育成担当の片倉明日香さんは「一部の新成人がステージに登ってしまい心配しましたが、大きなトラブルもなくほっとしている。成功してよかった」と感想を話した。
閉会後、新成人のうち約400人が中野サンプラザ13階に移動し、新成人有志らが企画し実現した同区内の事業者や経済団体の協賛による懇親会「Nakanao-high」に参加。このイベントは久しぶりに顔を合わせた友人同士が歓談できる場と、同区内企業が新成人を祝う機会を同時にかなえた形で、今回が初めての試み。中野区観光協会や、新成人有志、同区内エイサー団体、地域のボランティアらが運営を行った。
懇親会では、久しぶりに会った友人同士のグループがいくつも会場内に形成され、それぞれ盛り上がりを見せたほか、同区内の団体や事業者が提供したプレゼント抽選会が実施され、時折り当選者の歓声が上がっていた。ホールエントランスではプロのカメラマンによる無料の記念撮影ブースも用意し、新成人が友人や中野のゆるキャラらと写真撮影を楽しんだ。