中野四季の都市(まち)エリアに2014年4月開校予定の早稲田大学中野国際コミュニティプラザ(中野区中野4)で3月6日、竣工(しゅんこう)式が行われた。
早稲田大学中野国際コミュニティプラザ屋上から中野四季の都市(まち)を臨む
同施設は、早稲田校・八丁堀校に続く3校目となる生涯学習施設「早稲田大学エクステンションセンター」中野校と、同大学直営の国際学生寮「Waseda International Student House(=WISH)」で構成され、「早稲田大学中野国際コミュニティプラザ」を総称とする施設。
同施設1階は「早稲田大学エクステンションセンター」中野校。同大学の研究・教育機能を広く社会に開放するための機関で、1981(昭和56)年に誕生。同大学の教授・名誉教授をはじめ、第一線の学者・実務家らによる公開講座を学ぶ意欲のある全ての人々に教育を提供している。
中野校の特徴としては、武蔵野にゆかりのある小説や演劇、音楽などをはじめとした中野校らしい内容の講義、企業で活躍する人や文化人を招いた「なかの自由討究」。文学からビジネス、語学、芸術、健康など、講座は自由に選ぶことができるほか、グローバル人材の育成を目指し、異文化理解を深める講座なども用意する。
同施設1階の一部と2階から11階までは国際学生寮「WISH」。日本人学生と留学生合わせて約900人が共生する直営国際学生寮。日本全国・世界各地から集まった多様な価値観を持つ学生たちが、共に学び生活することにより相互理解を進め、グローバル社会で活躍するために必要となるコミュニケーション能力などを身に付け、幅広い人間関係を形成することを目的とする。住み込みのハウスマスター(管理人)夫妻が寮生の寮生活をサポートするほか、RA(レジデント・アシスタント)と呼ばれる先輩寮生が寮での日常生活や勉学、課外活動等をサポートする。
竣工式は同施設2階多目的教室で、同施設関係者や田中大輔中野区長らも参列し、神主による神事が執り行われた。教室や寮内施設などの内覧会、同区内の事業者や商店会長などが加わり祝賀パーティーも行われた。
中野四季の都市(まち)に昨年開校した明治大学中野キャンパス、帝京平成大学中野キャンパスに続き同施設が誕生することで、中野駅周辺を含めた国際化対応が急がれる。