東中野の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)は4月26日から、「28年目のチェルノブイリ」と題した「核と人類」に関するテーマの特別上映イベントを行う。
「東電テレビ会議 49時間の記録」より(写真提供:東京電力株式会社)
同イベントは、1986(昭和61)年にチェルノブイリ原子力発電所でレベル7の事故が起きた日である4月26日に2008年から毎年開催し、今回が7回目となる。この日に立ち止まり「原発とは何なのか、電力とは何なのか、核とは人類にとって何なのかということを考えてみよう」という企画。
今回は連日19時より、本橋成一監督の3部作「ナージャの村」「アレクセイと泉」「祝の島」(同作では本橋さんはプロデュースで監督は纐纈あやさん)を日替わりで上映。初日は「ナージャの村」上映後に.2011年3月12日から15日までの3日間、福島第一原発と東京電力本社などをつないだテレビ電話会議の模様をノンフィクションで追った「東電テレビ会議49時間の記録」、チェルノブイリ後の1989年にニューヨーク郊外の街で核によって世界は滅びると考えている少女とその街に突然現れた連続殺人鬼とうわさされる男の恋を描いた「アンビリーバブル・トゥルース」も上映する。
イベント広報担当の石川翔平さんは「福島の事故から3年、本格的に原発の再稼働が始まった今だからこそ、見ていただきたい作品ばかり。このイベントを通じてそれぞれが『核とは人類にとって何なのか』を考えてほしい」と話す。
上映時間は19時~(オールナイトは初日の23時30分~)。料金は、当日一般=1,500円(オールナイト=2,500円)。前売り券価格や上映スケジュールなど、詳しくはホームページで確認できる。5月2日まで。