中野・江古田の中野区立歴史民俗資料館(中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)で現在、江戸時代からの旧家「山崎家」の陶磁器が公開されている。
山崎家は江戸時代から続く旧家で、同館も、名誉都民である山崎喜作さんから1984(昭和59)年に「資料館用地に役立ててほしい」と2600平方メートルの土地の寄付を受け1989年に開館した。敷地内には山崎家の建造物や庭園がいくつも保存されており、山崎家が寄贈したものや茶室、書院を定期的に公開している。
今回は、同館に寄贈されている資料の中から陶磁器を紹介。「唐獅子文飾耳付壷」「染付蛸唐草文蓋物」「染付麒麟人物文大皿」など、江戸時代から昭和初期にかけて山崎家が保有していた伊万里焼や有田焼の飾り皿や壷(つぼ)、茶器や茶せんを展示している。
開館時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。4月17日まで。