中野サンプラザ(中野区中野4)など中野区内数カ所の会場で10月31日~11月3日、「第2回 新人監督映画祭」が開催される。
「中野から、世界へ。」と題した新人監督作品を中心に、日本のサブカルチャー文化の聖地「中野」を世界に向けて発信することを目指して昨年初開催された同イベント。新人監督にとっての「開かれた映画祭=世に出るチャンスを与える機会」を創り、中野区を新しい映像文化の発展する地として活性化し、世界を目指す映画監督を育てていくことを目的としている。
今年6月から上映作品を募集。招待作品を含めて213本の長編や短編作品が集まった中から、著名な映画監督や、日本映画監督新人協会と新人監督映画祭プロジェクト合同会社のスタッフなどで協議し、長編・中編20作品、短編20作品の上映作品のほか、今年から新設の90秒作品「マイクロムービー部門」も作品を決定した。
作品は、特別プレミアである正統派7人組アイドルグループ「さんみゅ~」の初主演作品「中野JK~退屈な日々~」、河崎実監督作品「アウターマン」、保坂延彦監督作品「森の歌が聞こえる」など。イベント初日にはレッドカーペットを中野サンプラザ前広場に設け、同映画祭のテーマ曲を歌う「HEAVENESE(ヘヴニーズ)」をはじめ、上映作品の監督やキャスト、スタッフなどが登場する予定となっているほか、サテライト会場である東京工芸大学(本町2)や東京テクニカルカレッジ(東中野4)など、全6会場での上映と映画グッズ販売などを行う。
同映画祭チェアマンの和田敦也さんは「昨年は初開催ということもあり、鏡開きの際の酒だるが用意されていなかったり、観客の誘導に問題が発生したりする場面もあって、改善すべき部分が浮き彫りとなった。今回は昨年の教訓を生かして、余裕を持ったスムーズな運営を行いたい」とし、「昨年以上に素晴らしい作品ばかりなので、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。
4日間通しの共通チケットは2,500円で、イープラスやホームページなどで購入できる。出入り自由。上映場所、サテライト会場、中野の商店街とのコラボ内容、レッドカーペットに登場する著名人などは、決まり次第ウェブサイトに随時掲載する。現在、ボランティアスタッフも募集している。