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中野・旧雑色村から出土の縄文「やじり」や戦国「織部焼」初公開 「れきみん」で

縄文時代の「やじり」を解説する学芸員の石村篤史さん

縄文時代の「やじり」を解説する学芸員の石村篤史さん

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 中野・江古田の中野区立歴史民俗資料館(通称=れきみん、中野区江古田4、TEL 03-3319-9221)1階で1月15日、発掘調査による出土品の展示などを紹介する「富士見町遺跡と雑色村」展が始まる。

(関連フォト)縄文時代の「やじり」

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 同展は、旧雑色村(ぞうしきむら、現在の弥生町・南台付近)旧富士見中学校グラウンドで2014年6月から9月まで行われた発掘調査により出土した縄文時代の「やじり」や戦国時代の「織部焼」の一部、オランダ製の陶器の破片、尖塔(せんとう)石、5.7メートル掘っても底が見えなかった江戸時代にできたとされる井戸の調査資料などを含め、合わせて約200点を展示する。2014年の富士見町遺跡での発掘調査後、出土品を展示するのは初めて。

 同館学芸員の石村篤史さんによると、「発掘場所は非常に広い邸宅跡地で、さまざまな骨董(こっとう)やオランダ製の陶器などが出土するなど、非常に大きな野菜の地下貯蔵庫があったことがわかっている。旧町名である雑色(ぞうしき)とは役所や有力者の下で雑務を行っていた人たちのこと、幕府直轄地だったはずなので、裕福な家であったことがうかがえる」という。「やじり」については「縄文時代のやじりは黒曜石でできていて、1円玉の約半分の0.6グラムで大きさは2センチほど。縄文時代にこのやじりを作れる技術を持っていたことがすごい。わくわくする」と話す。

 開館時間は9時~17時。月曜・第3日曜休館。入館無料。2月14日まで。

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