JR中野駅南口の劇場「MOMO」(中野区中野3、TEL 03-3381-8422)で3月24日、演劇プロデュース集団ゴーナナズの公演「砂漠の一室」が始まる。
日本大学芸術学部演劇学科を卒業した脚本家・大渡佑紀さんと演出家・坂本和音さんが2015年に結成した「ゴーナナズ」によるプロデュース公演で、昨年5月に行われた高円寺「明石スタジオ」の旗揚げ公演に続き2度目。団体名は、会議をしていたファミリーレストランの席番号から付けたという。
キャストは上野直人さん、折原あやのさん、牧徹さん、大迫右典さん、森永友基さんら13人。あらすじは以下の通り。
2つの部屋に突然の監禁された12人の前に、部屋の「管理人」と名乗る「フジワラ」が現れ、「ここは、金さえ出せば罪の償いを必要とする人間を放り込める『私設刑務所』だ」とだけ説明し、姿を消す。兄と妹、弁護士、会社員、マフィア、殺人鬼、何のつながりもないはずの人物がそれぞれの部屋で突如課せられた「服役」を強いられる12人。「自分の罪とは?」「自分を投獄した人物とは?」「他の人物の犯した罪は?」。数々の謎と状況に疑心暗鬼を繰り返しながら、唯一の解放である「脱獄」を目指す。
大渡さんは「キャストさんとスタッフ、全員が全力で取り組んだ作品。ぜひ目撃しに来てほしい」と呼び掛ける。
公演時間は日によって異なり、詳細は公式ホームページで確認できる。チケット料金は、前売り=2,800円、当日=3,000円。3月25日19時の回と26日14時の回の公演後には、アフタートークイベントも予定している。今月27日まで。