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明大中野・山脇ゼミが外国人向け不動産紹介サイト 日本独特のルール紹介も

「Living Together in Nakano」トップページ

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 明治大学中野キャンパス(中野区中野4)国際日本学部山脇ゼミは2月1日、日本に住む外国人の家探しを支援するウェブサイト「Living Together in Nakano」をオープンした。

(関連フォト)山脇啓造教授(中央)と山脇ゼミ生

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 山脇啓造教授率いる山脇ゼミは「多文化共生社会の実現」をテーマに、中野を拠点として活動をしている。同サイトは同ゼミ4年生が中心となり、2年間のゼミの活動を通して「多文化共生社会実現のために自分たちに何かできることはないか」と考え、プロジェクトを開始した。メンバーは「田中大輔中野区長と留学生の懇談会」などのイベントを開催した経験から、日本での外国人居住の課題解決を重要視し、近隣の不動産会社へのインタビューや、不動産会社と外国人の話し合いを行い、情報を掲載している。

 同サイトの閲覧予想対象者は、日本で家探しをしていたり、すでに日本で暮らしていたりする外国人を中心に、日本人も対象とした。外国人向けには、「敷金・礼金」「ごみの出し方」など日本の文化や独特な住まいのルールなどを伝えるページと、外国人に対してどのようなサポートができているのかなどの情報を含めた近隣の不動産会社紹介ページを掲載している。日本人向けには、海外での生活習慣や住宅事情を紹介するページを用意。外国人住民に対する理解を深めてもらうことが狙いという。

 山脇ゼミの井原健一郎(同大学4年)さんは「当サイトを通じて、日本人と外国人の双方が歩み寄ることができれば」と話す。ゼミ長の平林歩(同大学4年)さんは「外国人住民と日本人の間で起きてしまうトラブルを防ぐには、どちらか一方へ我慢を強いてはだめだと考えた。そのため、外国人住民には日本の住まいの文化を知ってもらい、私たち日本人も、各国の文化や住宅事情に日本との違いがあることを理解しなければならない。中野区観光協会や外国人専門の賃貸保証会社、グローバルトラストネットワークス社などにも協力いただき感謝している。たくさんの人に見てもらい、お互いが気持ちよく暮らすことのできる多文化共生社会を実現したい」と意気込む。

 山脇教授は「山脇ゼミでは国際日本学部が中野に移転して以来、さまざまな活動をしてきた。今回のサイトは、学生たちが2年間のゼミ活動の集大成として、自分たちで発案し作り上げたものであるだけにとてもうれしく思う」と話す。

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