Tシャツメーカーの「ハードコアチョコレート(通称=コアチョコ)」(中野区東中野1)が5月27日、「月刊ムー」「マニタ書房」とコラボしたナスカの地上絵をデザインした「ナスカジャン」の限定リニューアル復刻発売を開始する。
同社は映画・プロレス・漫画・アニメなど、コアな題材を版元と契約し、パンキッシュにデザインしたTシャツを販売。デザイナーでもある宗方雅也社長が好きなものをモチーフに独自のアレンジを施したTシャツを作っており、コアなファンが全国にいるという。1999年の設立以来、コンセプトは一貫して「過激×クール」で、「Tシャツ界の悪童」と呼ばれることもあるという。
同社とオカルト情報誌「月刊ムー」を発行する学研プラス(品川区)はこれまで何度かコラボ。宗方さんによると2013年に発売されたコラボTシャツは同社として歴史的な大ヒットとなったという。「月刊ムー」創刊35周年にあたる2014年には、神保町の特殊古書店「マニタ書房」(千代田区)の店主・とみさわ昭仁さん考案、同誌監修の下でTシャツ開発チームがペルーに渡り、ナスカの地上絵を徹底研究し、アンデス大地の黄白色をまとった「ナスカジャン」が誕生し、大ヒットを記録したという。
今回の限定リニューアル復刻盤では、黄金色の刺しゅうがより映える色に変更されたほか、表地のポリエステルサテンを傷つけない手触り滑らかなフロントジッパーを採用して、より開閉しやすくしたという。色は「ペルーハイウェイパープル」「エラルドエスカライエロー」「スーパーミステリーブラック」(各2万6,000円)の3種類で、刺しゅう部の色はアンデスゴールドを使っている。
宗方さんは「学研ムーとのコラボはいつもわくわくしながら商品を作っている。横須賀の『スカジャン』、アラスカの『アラスカジャン』に続く、第3のスカジャンとなれるとうれしい」と話す。
「ナスカジャン」はハードコアチョコレート東中野ヘッドショップ(東中野1、TEL 03-3360-2020)やオンラインストアーで販売する。