中野・新井薬師梅照院近くの新井薬師門前通に12月18日、「倉敷らーめん升家(ますや) 新井薬師前店」(中野区新井5、TEL 03-3387-3003)がオープンした。
(関連フォト)「倉敷らーめん升家 新井薬師前店」店舗内観と店長の岡田さん
2013年3月24日に倉敷の新商業施設「奈良萬(ならまん)の小路(こうじ)」内にオープンした人気店「倉敷らーめん升家」(倉敷市)ののれん分け店となる同店。本店を経営する若林平三郎商店の若林毅社長は「東京から足を運んでくれるお客さまから、ぜひ東京にも出店してほしいというアンケートや生の声をたくさん頂いていた。中野はラーメン界では『東京の煮干し銀座』的な場所なので注目していた。店長が家族ごと引っ越してラーメンづくりに精を出せる一棟借りの物件にも出合えたので決断した」と話す。席数は、カウンター10席とテーブル4席の合計14席。店主は本店で修業を重ねた岡田崇さん。
同ラーメンの特徴は、無添加の卵麺と「倉敷産にんにく」「倉敷産しょうが」「瀬戸内産茎わかめ」「倉敷とら醤油(しょうゆ)」など倉敷の食材や調味料にこだわっている点。食材は倉敷からほぼ毎日直送する。フードメニューは、豚骨しょうゆスープにストレートの卵麺を使った「倉敷醤油らーめん」(630円)、煮干しを焼いて魚介系の風味を加えた「倉敷煮干しらーめん」(730円、数量限定の「升家つけ麺」(730円)などのほか、「倉敷ギョーザ」「升家チャーハン」やランチ用定食メニューも用意する。ドリンクメニューは瓶ビールやソフトドリンクなどのほか、倉敷の地酒「萬年雪」も用意。
岡田さんは「自分たちの作る倉敷ラーメンが、ラーメン激戦区の東京・中野でどのように捉えられるのかとても楽しみにしているし、受け入れられる自信もある。この倉敷らーめんを通じで、倉敷の雰囲気や街並みを感じていただけたらうれしい。東京、そして中野の皆さまに喜んでいただける店づくりを心掛ける」と話す。「この場所に家族で移住してきたが、大きな寺院もあり、倉敷のように落ち着けそうな場所。いろんな人に出会って、早く街の一員になりたい」とも。
営業時間は、昼=11時~14時30分、夜=17時~23時。水曜定休。