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中野ブロードウェイで日本人グラフィティライターのパイオニアsnipe1さん個展

snipe1さんの作品(舞台Wagner Project内インスタレーション、2017年)

snipe1さんの作品(舞台Wagner Project内インスタレーション、2017年)

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 中野ブロードウェイ(中野区中野5)3階「Hidari Zingaro」で2月24日、日本人グラフィティライターのパイオニアsnipe1(スナイプワン)さんの個展「“METAVIRUS” don't say it, spray it」が始まる。

(関連フォト)snipe1さんの作品(404NOTFOUND、2017年)

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 同展は、アーティスト・村上隆さん率いるカイカイキキが手掛けるギャラリーに、世界中から「グラフィティ&ストリートアーティスト」「アクロス・ザ・ボーダー・クリエーター」を招へいし、「現代美術的な文脈から解放された、絵を描く開放感」を主軸とした展示の一環。snipe1さん初の個展となる。

 snipe1さんは10代の大半を米国で過ごし、90年代前半のニューヨークグラフィティに魅了された。1994年に帰国後、世界各国を渡り歩き、「発見の連続で己のするべきことを見つけ出した」というが、国内では受け皿を発見できず、アンダーグランドで活動を続ける。日本のグラフィティシーンの黎明(れいめい)期より活動し続け、日本人グラフィティライターのパイオニアといわれている。

 数々のグラフネームを持つが、今回は最初のグラフネームで個展を開く。同ギャラリーによると、タイトル「“METAVIRUS” don't say it, spray it」は、「グラフィティとは何か?」というsnipe1さんのパーソナルで根源的な問いの中から紡ぎ出された思いを表しているという。「snipe1さんのテーマでもある、グラフィティが内包するイリーガルな事象や、レター(文字)を描く行為の魅力を、自身の別名でもあるMETAMANIAKSとウイルスを掛け合わせた造語により、感染するかの如く侵食するグラフィティの波及力を、『don't say it, spray it(何も言わずにスプレーしろ!)』という意思と共に、作品のコンセプトに込めている」という。

 開催時間は12時~19時。観覧無料。水曜定休。初日は18時からオープニングレセプションを開く。3月13日まで。

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