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都立家政「まざるテラス」で映画上映会 養護施設出身監督が「育ちに肉親必需か」問う

ドキュメンタリー映画「チョコレートケーキと法隆寺」予告映像のワンシーン

ドキュメンタリー映画「チョコレートケーキと法隆寺」予告映像のワンシーン

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 西武新宿線・都立家政駅北東側徒歩5分の新青梅街道沿いにある子育て応援施設「まざるテラス」(中野区鷺宮2)で3月9日、ドキュメンタリー映画「チョコレートケーキと法隆寺」上映会と対話会が開催される。

(関連フォト)映画上映会ポスター

 同作品は、児童養護施設出身の向井啓太監督によるセルフドキュメンタリーで、「第7回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」奨励賞、「イメージフォーラム・フェスティバル2016」入選、「なら国際映画祭2016NARA-wave」観客賞などを受賞。向井さんは1991年奈良県生まれ。児童養護施設での生活を経て、中高時代は父親とともに過ごす。慶応義塾大学総合政策学部進学後、NPO法人3keys(現、認定NPO法人3keys)で施設の子どもたちへの学習支援を行いながらカメラに興味を持ち、ドキュメンタリー制作を学ぶ。

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 イベントでは同作品の上映のほか、軽食をとりながら向井監督を交えた対話会を開催予定。主催者の小笠原佳奈さんは「この映画と対話会を通じて、子どものこと、家族のこと、児童養護施設のことなどをみんなで対話できたらうれしい」と話した。

 同施設は、「子育てをがんばる人を地域で応援する」「日本の子育て環境を楽しいものにする」をコンセプトに掲げ、昨年6月にオープン。一軒家を開放した空間で、施設名は「混ざる+MOTHER」「照らす+TERRACE」から。子育ての「モヤモヤ」を解消できる場づくりを目標とし、「食」「保育」「働く」などをキーワードとしたセミナーなどを開催している。

 小笠原さんは「中野区では2年後の2020年、東京23区で初となる区独自の児童相談所が設けられると聞いた。児童相談所のこと、国が現在推進している施設から家庭養護(里親・養子縁組)への流れもある。このイベントをきっかけに、この国の未来を担う子どもたちのことを、ひとときだけでも一緒に考えてみませんか」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は、昼の部=11時~13時30分、夜の部=18時30分~21時。参加費=2,000円(軽食付き、18歳以下=無料)。参加申し込みは「まざるテラス」ホームページで受け付ける。

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