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中野で鉱物を使ったミニチュアアート展 「明け方の夢で見たような光景」テーマに

島津さゆりさんの作品(1)

島津さゆりさんの作品(1)

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 中野ブロードウェイ(中野区中野5)4階のアートギャラリー「Gallery リトルハイ」(TEL 050-3597-7222)で3月16日から、鉱物ジオラマ作家・島津さゆりさんの個展「瓶の中の物語~美しき鉱物アートの世界~」が開催される。

(関連フォト)島津さゆりさんの作品(2)

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 同展は、「時計荘」という作家名で「明け方の夢で見たような光景」をテーマに本物の鉱物標本を使った独特のオブジェ作品の制作活動をしている島津さんの個展。天然素材そのままの鉱物標本を精巧なフィギュアと組み合わせ、ミニチュアのガラスドームの中、試薬ビンや秤量ビンなどの理化ガラスの中、本物の電球の中などに閉じ込めている作品約50点を展示する。

 東京都府中市出身で千葉県千葉市在住の島津さんは1977(昭和52)年生まれ。2013年に始めたブログ「時計草の庭通信」で、幼少時からの趣味という鉱物コレクションを紹介したことで人気を集め、自身でも鉱物を使った作品の制作を始めたという。2014年からは「デザインフェスタ・博物ふぇすてぃばる」に「時計荘」の作家名で5回出展した。現在は年に一度、都内を中心に個展を開いている。

 同キャラリー代表の小高均さんは「光が当たることによりその鉱物は蛍光し幻想的な光で美しく輝く。作品によって情景や登場人物も全く違うそのビンの中に広がる小さな世界を眺めていると、思わずその情景に自分が入り込んでしまったような不思議な感覚を感じながら、誰もが自然にその瓶の中の物語に思いをはせるはず。美しく封印された夢の標本箱のような不思議で小さな世界をぜひのぞきにきてほしい」と話す。

 開催時間は12時~19時(最終日は17時まで)。3月26日まで。

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