JR東中野駅東口北側すぐのところに3月3日、「そうめん居酒や 壱兆庵」(中野区東中野5、TEL 03-3371-1788)がオープンする。
同店は、2009年7月に徳島県出身の店主・田中嘉織さんがオープンした同駅西口南側階段下近くにある半田そうめん居酒屋「阿波や壱兆」(東中野1)の姉妹店という位置付け。田中さんは「いろんなそうめんをもっとを多くの人に楽しんでもらいたいと思い、姉妹店を出すことを決めた。『阿波や壱兆』が徳島県の半田そうめん専門店なのに対し、新店では日本各地の手延べそうめんが楽しめるようになる」という。席数はカウンター10席、座敷8席。
そうめんメニューは定番メニューとなる「半田そうめん」やすべてのそうめんのルーツと言われている奈良県の「三輪そうめん」のほか、「島原そうめん」「小豆島そうめん」など日本各地のそうめんを日替わりや週替わりで提供。価格帯は500円~1,000円。
実家が「三輪そうめん」製麺所というそうめん研究家のソーメン二郎さんは「実は全国でご当地手延べそうめんが作られている。太い徳島の半田そうめんと極細の奈良桜井の三輪そうめんを味比べすると、きっと驚きがあることでしょう。全国各地のおいしい手延べそうめんを体感してほしい」と話す。田中さんによると、ソーメン二郎さんプロデュースのそうめんも企画しているという。
そのほかのフードメニューは、季節の刺し身、各種おでんなどのほか、店主おすすめ「牛レアカツ」(1,200円)や、そうめんのだしを使った季節の鍋も一年中提供する。ドリンクメニューは「エーデルピルス生ビール」のほか、生搾りサワー類、日本酒類、ワイン類、焼酎類、ソフトドリンクなど。
田中さんは「この店は1号店より広く、座席もゆったりしているので、ゆっくり落ち着いて座って飲み食いできるはず。地下にあるので隠れ家的に使ってほしい。カウンターが『コ』の字なので、ソーメン二郎プロデュースイベント、そうめん食べ比べイベント、音楽イベントなどいろんなイベントもできそう。この場所からそうめんの新しい文化を生み出していけたら」と話した。「貸し切り営業も可能なので、この場所をいろいろな形で使ってほしい」とも。
営業時間は17時~翌1時30分(ラストオーダー)。初日から3日間はオープニング特典、「阿波や壱兆」もワンコインそうめんメニューを提供する。