中野区役所(中野区中野4)1階ロビーで4月25日、ボクシング元WBC世界バンタム級チャンピオンで中野区名誉区民の山中慎介さんの引退記念展が始まった。
2011年11月6日にWBC世界バンタム級チャンピオンとなり12連続防衛、昨年9月には重要無形文化財保持者(人間国宝)の能楽師・56世2代梅若玄祥(うめわかげんしょう)さんと共に中野区名誉区民第1号にもなり、今年3月26日に引退を表明したボクサー山中さんの引退記念展。獲得したトロフィーや現役時代のグローブ、WBCチャンピオンベルトやガウンなど約20点が展示されているほか、現役時代の映像も放映されている。
初日11時から同所4階本会議場で行われたオープニングセレモニーには山中さんも来場、多くのファンや報道陣、中野区職員や中野区議会議員らが駆けつけた。田中大輔中野区長、いでい良輔中野区議会議長が祝辞を述べたあとのあいさつで山中さんは「これまでファンが応援に来てくれて力になった。12回の防衛ができ、最高のボクシング人生。最後はしょうもない相手と当たってしまって。今までお世話になった人に恩返しをしながら第二の人生を歩んでいきたい」と話した。
展示時間は9時~17時。土曜・日曜・祝日休館。5月11日まで。